誰もいない夜中のオフィスでひとりえっちしていたら警備員の男の子がやってきて……? (ページ 5)

嬉しそうに息を荒くする彼の欲にまみれた表情も、見ているとキュンとしてしまう。
丁寧に動く指先も、私を気遣ってくれているみたい。

ふと、脚を広げる私の前で、腰を屈めている彼の制服に押し込められているところが気になった。
窮屈そうにしているそれを、私は脚を伸ばして指先で触った。

「んっ、ちょっと、由佳さんっ」

彼はびくっと体を震わせた。
その反応がかわいいと思った。

「わたしも、触りたい」
というと、彼は「無理しなくてもいいんですよ?」と一度こちらを気遣うようにした。だけど彼の目は欲望にまみれて興奮している。
彼は制服の前を寛げて、触りやすいように近づいてくれた。

「なまえ、おしえてください」

私が尋ねると、彼は一瞬驚いたような顔をした。

「え?あ、光貴です」
「光貴、さん」
「はい」

彼の表情が緩んだ。
こんなにえっちなことをしているのに、私が名前を呼んだだけで嬉しそうにしてくれる。

もう私は、彼のことが好きになり始めていた。

「光貴さんの指、もっとください。もっとぐちゃぐちゃに、してほしい、です」
「ぅっ、はい」

ぐちゅ、くちゅくちゅ、ぐちゃ。
先程までよりも激しくなった光貴さんの指づかいに、一気に性感を高められてしまう。
フロアに響く水音が、また劣情をそそる。
光貴さんの荒い息づかいを間近に感じる。

「ひゃっ……あぁ、そ、そこ、もっとぉ」

私の指ではない、武骨な長い指が一番気持ちいいところを刺激しているなんて。
それだけでも興奮するのに、私のいいところを的確に擦りあげてくるから、声も徐々に甘くなっていってしまう。

「はぁ、由佳さんの感じてる顔、かわいい」

光貴さんはトロリとした目つきで、感じ入っている私をじっと見ている。
私の一番はしたない顔を、見られている。
それを意識しただけで、お腹の奥から背筋を大きな快感が駆け抜けていった。
光貴さんの指づかいは徐々にスピードを増していく。
いつの間にか私は、光貴さんの大きくなったところを刺激するどころか、自分の快感を追いかけるのだけでいっぱいいっぱいになっていた。

「光貴さぁん、あぁっ、イっ……イッちゃうぅっ、~~~~~っ!」

びくんびくんと体を跳ねさせて、私は達してしまった。
自分で刺激するだけでは感じられない深い絶頂感に、頭がふわふわする。

*****

その後。
私と光貴さんはお付き合いをすることになった。
生理前には、彼にたくさん愛してもらって、イライラすることも少なくなった。

-FIN-

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