夏になると決まって思い出す遠い日のこと―俺はあの子に気持ちを伝えた (ページ 2)

「・・・あた・・も・・」

俯いているうえに小さすぎて聞き取れない。

「なに?」

顔を上げた高橋は真っ赤な顔をして

「あたしも!」

と叫んだ。

「・・・?!まじか?!・・・まじかよ?!」

目の前にいる好きな女の言葉が信じられず何回も確認する俺に

「そうだよ!」

と半ばキレながら返事をする。

「まじか!まじか!!・・・やったーー!!!」

俺は予想もしていなかった答えに舞い上がり勢いよくプールにダイブした。

バシャーン!と水しぶきが舞い上がる。

「きゃっ!!もぉ!何してるのぉ!」

「高橋も来いよ!」

笑いながら差し出した高橋の手を掴みプールに引き込む。

「え!?うそうそっ!」

バシャーン!

「もぉ!信じらんない・・・んッ!」

頭からずぶ濡れになってしまって怒っている彼女の顔を両手で包みキスをした。

「んんッ・・・んーッ・・」

苦しそうな声を上げる高橋に我に返り唇を離した。

「ごめんごめん!出ようか!」

高橋の手を取りプールからあげてやる。

「もお!びちょびちょー!」

ロングの髪をサイドに寄せずぶ濡れになった制服を絞っている。

その姿に息をのんだ。

下着が透けている・・・

制服がぴったりと体に貼り付き胸のふくらみやウエストのくびれ・・・尻の形までわかる。

“やべぇ・・・エロすぎる・・・”

「・・・なぁ 更衣室にバスタオルと着替えあるから行こう」

ぶすっとしてる高橋の手を取り更衣室に連れて行く。

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