好きな男のためにキレイになったのに、別の男たちにまでエロい目で見られて……! (ページ 3)
「そんなことないよ……ありえない」
美紀は全身性感帯のように敏感になったまま、メッセージを返した。
「美紀は女だからわからないだけ。男はそういうものなの。めっちゃエロいかわいい子がいたら勃つもんなの」
美紀は健から送られた文面を見て恥ずかしさのあまりにうつむいた。
「通話状態にしておくように」
と言われ、美紀はその通りにした。
「あの……お姉さん、彼氏いるんですか?」
運転手の男が訊いた。
美紀はすぐに「はい。います」と答えた。
やっと”彼氏”と呼べるようになったのだ。
「あ、そうなんですね。残念」
運転手の男は少し意気消沈した様子でバックミラー越しに美紀を見やる。
「彼氏と会うんですか?」
と運転手の男が訊いた。
「はい」
「彼氏さんうらやましいなぁ……今まで何回エッチしたんですか?」
美紀は思わず「してません」と答えた。
「してないわけないじゃないですかぁ。その顔と体と声を目の前にして男が正気でいられるわけがない」
「……ついさっきから付き合い始めたんです!」
美紀は声を荒げた。
「じゃあ、僕がこのままどこかに連れ去ったら僕が先にあなたの体を自由にできるってことですね?」
美紀は陰部のローターで何度も何度も痙攣した。
恥ずかしさと快感で頭がおかしくなりそうだった。
そして気を失った。
目を覚ますと健が美紀をお姫様抱っこしていた。
「あれ……どこ……行くの」
美紀は声を絞り出すようにして訊いた。
「俺の家。たくさんの男の気を引いたお仕置きをしなきゃいけないから」
健はいたずらに美紀の顔を覗き込む。
おでこがぶつかった。
「……そんなことしてない」
「したよ。さっきのタクシーの運転手、俺の知り合いなの。訊いたら美紀の色気がヤバいってさ」
「うそっ」
「うそじゃないよ。一緒の車内にいるだけで自制心がぶっ飛びそうだったって。ダメじゃん。俺の女なのに」
「健くんのために自分磨きをしただけなのに」
「磨きすぎ」
あと少しで家に着くと健が言った。
「濡れすぎだから。あとで全部舐めてやるよ」
健は美紀の太ももからつたう愛液を指に絡めた。
どんなお仕置きが待っているのか。
健の腕と全身で体を拘束されている美紀は今はただ身を任せることしかできなかった。
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