今日は初めての浴衣デート―になる筈だったのに…後ろから抱き竦められて (ページ 3)
キスが深く、激しくなればなるほど、背中に回した腕に力が入る。
もう私達の肉体には隙間なんてないぐらい密着しているのに、更にそうさせるように強く強く抱き合う。
零一の固いものがきつそうで、そっと掌で包む。
膝をつき口に含むと、零一の口から甘い吐息が漏れる。
なんてかわいいの。
「純子さん、俺、入れたい」
立ち上がり、私が壁に手をつくと、零一は私の陰部に先の濡れたものを往復させた。
熱い。往復されるたび、電流のような刺激を与えられ、蜜穴がじわりと濡れる。
「…入れていい?」
「きて、零一…」
ゆっくりと零一の固くなったものが入ってきた。
「ん…」
思わず声が漏れる。
後ろは感じやすい。
まだ、動かないで。
背中から回された手で、胸を揉まれ、頂をいじられる。
私がこうされると喜ぶのを知っててやっている。
こんなことばっかり上手なんだから……この子は…
「動くね」
そう囁くと零一は、ゆっくりと腰を動かす。
「はぁっ。純子さんの中熱くて……っ気持ちいい。っ」
かすれる零一の声。
<―パァン…パパァン…―>
花火の打ち上げが始まった。
窓に色とりどりの模様が映る。
花火の音を遠くに聞きながら、2人は腰を動かし、甘い息を吐く。
花火の音は、どこか遠くの世界の音のようだ。
この世界にいるのは、裸で愛を確かめ合う2人だけ。
触れる肌は熱く、湿り気を帯びている。
ソファーに座り、今度は向かい合うように抱き合い、陰部を重ねる。
凹と凸。奥まで、しっかりと。
花火が勢いを増すに連れ、私たちは更に激しく上下に揺れた。
「ヤバい!…純子さん、締めすぎ」
「あぁ……っ…奥までっ」
零一の、私の腰を掴む指に力が入る。
ああ、もう、おかしくなってしまう。
キスしたまま絶頂を迎えた私に合わせるように零一の身体から放たれた熱いものを、私は身体の奥底で受け止めた。
この幸福がこの先もずっと続くように、そう願いながら。
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