うたた寝していた私が目覚めると、待っていたかのように私の口の中に舌が入り込んできて…。 (ページ 4)
私だけじゃなく、高雛さんにも限界が近づいているのだろう…律動が徐々に速まっていき、それにあわせて私の頭の中が真っ白に染まっていく。
「あ…イ……イク…っ」
「俺も…っ」
私の膣口から抜けそうなぐらいギリギリまで高雛さんは自身のモノを引き抜く。
そして…。
「んっあああああ…ッ」
「っく…ぅ……ッ」
体重をかけるようにして一気に高雛さんが入ってくる。
その瞬間、私の中を削ってしまうんじゃないかと思うぐらいに硬くて太い高雛さんの中から勢いよく熱い液体が注がれ、私達はほぼ同時に果てた。
「いやぁ、すみません…ものすごく長引いてしまって……って、高雛、何してんの」
あと10分、係長が早く来ていたら確実にバレていたであろう私達。
急いで身なりを整えたので変なところがないか気になってしまう。
「係長全然来ないんで。泉さん一人だと寂しいかなって」
「い、いえ…決してそんなことは…」
さっきまでの高雛さんの面影はなく、普段通りの態度。
結局、私だけが彼を気にしているのかと、彼にとって私なんて所詮はそんなものかと少し落ち込んでしまう。
「あぁ、でも…係長が遅いお陰で、無事泉さんと両想いになれたんで、その辺は感謝してます」
「え…っ」
私が驚いた声をあげると、目の前の係長は一瞬ぽかんとした表情を浮かべ…。
「えええ…っ」
私よりも遥かに大きな声で驚いたのだった。
「もう泉さん俺のなんで、絶対変なことしないでくださいね」
そう言って私の肩を抱く高雛さんの力強い手にまた体が熱を帯びてしまい、その後は打ち合わせどころじゃなかったのは言うまでもない。
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