掌に男の本能を感じて…クールで真面目な旦那様と久々の甘い夜 (ページ 3)

身体の他の部分と同じで、樹くんはここも、めったにさわらせてくれない。

つきあい始めの頃はお互い若くて、好奇心もあったから、舐めて、なんて言われることもあったけど。

だんだん気恥ずかしくなったのか、なくなってしまった。

先端から、とろりとしたものが溢れている。

塗り拡げるように指先でくるくるとこすると、びくんと大きく揺れた。

私はドキドキしながら、次々流れ出てくるものを指ですくっては、先端をなでた。

「ふ…」

寝苦しいのか、樹くんが寝返りを打つように、こちらに身体を傾けた。

そのおかげで手が動かしやすくなり、私は樹くんの下着をずらす。

廊下の非常灯の薄明かりの中、樹くんのものを握っている自分の手が見える。

手を上下させると、彼の反応が激しくなった。

身悶えするように脚でシーツを蹴って、荒い息を吐く。

その身体が熱い。

ふいに樹くんの手が、私の手を握り込んだ。

えっと思う間もなく、その手をぐっと自分のほうに押しつける。

同時に、いかにも衝動的にという感じで、彼の腰が揺れた。

(わっ、わあ…!)

一瞬でも、彼がこんなふうに、自分から快感を求める姿なんて、見たことがなかった。

それは刺激が強すぎるくらい新鮮で、男の人の本能を感じさせて、私は喜びつつもどぎまぎしてしまった。

私の手を握る力は強くて、手のひらは燃えているみたい。

彼に導かれるようにして、私は握りしめた手を必死に動かした。

「ぅっ…」

樹くんの身体に力が入ってくるのがわかる。

お腹から腿のあたりにかけて、かすかに震えている。

たぶん、あと少し…と思った時。

がばっと樹くんが跳ね起きて、私のほうを振り返った。

その目は、完全に覚醒していた。

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