初めての証は優しさと愛しさによって快感に書き換わる特別な日 (ページ 2)

「無理してない?」

気まずい沈黙を破ったのは彼の方だった

『してない』

「後悔しない?」

『しないよ』

「歯止めとかきかなくなって途中でやめらんないかも」

『いいよ…遥斗とエッチした---』

最後まで言えないまま、遥斗の顔が近づいてきて私の唇を塞いだ。

温かい舌が私の唇を割って、自分のソレを私の舌に絡めてくる。

『ふ…ぅ…ンっ…』

深く深く口付けたまま優しく布団に押し倒された。

キスに夢中になっていると器用に私の服を脱がしていく。

今さら急に恥ずかしくなって服に手をかける遥斗の手に自分の手を置いた。

『あ、ちょっと…待って…』

「もう無理。待てない。ずっとこうしたかったんだから」

その手は止まることなくあっという間に私を纏うものは何もなくなり直接素肌をなぞられる。

『…ひゃっ…』

「…やっぱ怖い?」

『ち、違うの!緊張しちゃって…もう口から心臓飛び出そうだよ…』

「そんなおもしろいこと真顔で言うなよ。まぁ、ほんとに飛び出てきたら俺が押し戻してやるから」

『ふふっ。何それ、想像したら笑っちゃう』

何気ない冗談で緊張を解こうとしてくれている事が伝わってきて、

さりげない優しさに愛しい気持ちがこみ上げてくる

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