海外赴任が決まった先輩と心に残る思い出セックス (ページ 3)

 ふたりが向かったのは、会社からそう遠くない、湾岸地域のシティホテルだった。

 大きな窓からは都心の夜景が一望できる。

 部屋に入るとすぐに、強く抱きしめられた。

「ま、待って! 待って、まだ、シャワーも……」

「もう待てない」

 彼の声も熱っぽくかすれ、どこか必死に訴えるかのようだ。

 ふたり、ベッドへ行くのももどかしく、部屋の真ん中で抱き合った。

 何度もキスを繰り返す。

 タイトスカートの裾が腿の上までまくりあげられる。そこへ、和臣の硬い膝が割り込む。

 もう脚を閉じることもできない。スカートはさらにたくしあげられ、白いシンプルなショーツがあらわになった。

「あっ、だ、だめ!」

 止めようとしても、遅かった。

 彼の手が、するっとショーツの中へ入り込む。

 ふっくらした丘を撫で、さらにその奥へと指を差し入れる。

 くちゅ、とかすかにぬめった音がした。

 長く硬い指先が、潤んだ花びらをかきわけ、なめらかな肉の襞をなぞりあげる。

「もう、濡れてる……」

「い、いや……。違うの、これは……」

「なにが違うんだ? だって、ほら――」

 和臣はさらに指をうごめかした。

 小さな入り口をからかうように撫で、さらに奥へ奥へと進み、もっとも敏感な小粒をさぐりあてる。

「あっ、あ――くぅんっ!」

 晴香は思わず、小さく声をあげた。

「ここ? ここだろう? きみの一番感じるところ」

 耳元に感じる熱い吐息。濡れたキスが押し当てられ、顎から首筋へと降りていく。

 ブラの下では胸の先端が硬くとがり、彼の身体に押し当てられるだけで、電流みたいな感覚が走り抜ける。

「だ、だめ、だめ……、こんな……」

 晴香は意味もなく、否定の言葉を繰り返した。

 けれど体は、与えられる刺激に過敏に反応する。足がふるえ、もう立っていられない。

 ふたりはもつれ合うように、ベッドの上に倒れ込んだ。

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