飴玉だった『ご褒美』はどんどんエスカレートして、今夜も甘く刺激的なものをもらう (ページ 3)
「あんまりでかい声出すと、ご近所さんに聞かれるぞ」
景がわざと声を低くして囁くと、雪奈はハッとして恥ずかしさに頬を染めた。
その表情を愛しむように見て微笑んだ景は、まだ彼女の唾液で濡れている指先を誘うように唇に軽く押し付ける。
すると雪奈は、少しためらいながらも自分から彼の指先を咥えた。
景の突き上げが強くなっていくと、雪奈の口がキュッとすぼまり吸いつく力が増す。
そこから伝わる感覚は景をあおり、より深く雪奈を求めさせた。
「んっ、んぅッ、ぅふッ」
雪奈は雪奈で、景の指をしゃぶることに妙な昂りを覚えていた。限界まで足を開かされ、最奥を犯されることにいつも以上に感じてしまっている。上からも下からも景を感じる雪奈の思考は沸騰し──。
もしも、と雪奈は想像する。
もしも、ナマでこんなふうにされていたら、と。
もっと熱いのだろうかと思った時、自分の欲深さにとても恥ずかしくなった。
そして、その恥ずかしさは景の肉棒を締め付けるという反応となってあらわれた。
「お前、口ふさがれてされるのが好きなのか?」
からかいを含んだ景の言葉に、雪奈は慌てて首を横に振る。それではまるで変な性癖があるみたいではないか、と。
「まあ、どっちでもいいけど」
よくない、と訴えようにも咥え込まされた指が邪魔をして、雪奈の口からは言葉にならないうめき声が出るだけだった。何とかして否定の意志を伝えようと睨むような目を向ける雪奈だったが、景の視線がある一点に注がれていることに気づいた。
二人の結合部だ。
景の肉棒でかき出された愛液は、結合部だけでなくそのまわりも濡らし、薄暗い照明をいやらしく照り返している。我が物顔で出入りする肉棒を見た瞬間、雪奈の背にゾクゾクするような快感が走り呼吸が荒くなった。けれど、とても見ていられなくて目を閉じる。
すると、グチュッ、ヌチャッというみだらな音が耳から侵入し、先ほど見たばかりの自分の蜜壺が犯されている光景を鮮明に思い出させた。
「んうッ、んんッ」
膣内をえぐるようにこすられる感覚に、雪奈は最奥が悦びに震えるのを感じた。もっとほしい、と腰が景の動きに合わせて揺れる。
景もそんな雪奈のおねだりに応えようと、加減を忘れた律動を繰り返す。
景の肉棒を根元まで咥え込んだ雪奈の下の口は充血してすっかり開き、限界を訴えるように痙攣している。何度も深く腰を打ち付けた時の刺激で赤くふくらんだ女芯に、景は雪奈の口から引き抜いた指先をあてた。
唾液と愛液が混ざりあった指で硬くなった女芯を転がすと、雪奈の腰がビクンッと跳ねる。
「ひッ……いやッ」
景はそのまま女芯を責めながら、奥を突き上げ続けた。
「やッ、アアッ、んっ、あんッ、ぁくっ、あっ、ああぁァッ──!」
きつく肉棒を締め付けてビクビクと跳ねる雪奈の腰を両手で押さえつけ、景はさらに奥深くを責めた。
雪奈は、さらに気が狂いそうな快感に追い込まれ悲鳴のような嬌声をあげる。
苦しいくらいの絶頂がようやく終わりを迎えた頃、雪奈は息も絶え絶えであちこち敏感になった身体は時折余韻に震えた。肉棒が引き抜かれる感覚にも反応してしまう。
そして、急速に睡魔が襲ってきた。
「お前がちゃんと目標を果たしたら、ホンモノのご褒美をやるよ」
「せんせ……」
触れるだけのキスをした景に、好きと呟いた雪奈はついに心地よい眠りに沈んでいった。
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