花火を見終わった後に浴衣姿の彼女に欲情する彼氏

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花火を見終わった後に浴衣姿の彼女に欲情する彼氏 (ページ 1)

「花火超キレイだったねー!」

『ねー!すっごい良かったね!』

帰ってからも興奮は冷めず、しばらくあの形はあーだったとか、大きさはどーだった等、2人で話しながら帰っていたらあっという間に家についてしまった。

巾着をテーブルに置いてから、年に一度しか着ない浴衣を脱ごうと隣の部屋に行こうとすると、後ろからぎゅっと抱き締められた。

「もう脱いじゃうの?」

『…え?なに?』

「今日の葉月、いつもより可愛くってドキドキしちゃったよ、俺」

耳元でそう囁くと、あたしの頬に自分の頬をすり寄せた。

「他の男に見せたくなかったなぁ、なんて」

少し冗談ぽく言うと、抱きしめる腕が強まるのを感じた。

『裕也、どうしたの?』

「んー?どうもしてないよ?好きだなぁって改めて思っただけ」

片方に束ねた髪の毛の反対側の首筋に唇を這わすと、ぞくぞくっとくすぐったくて思わず体が強ばる。

『くすぐったいよ』

少しだけ彼から離れると、その優しい目であたしを見てからにっこり笑う。

「て事は、もうちょいで気持ちくなるって事でしょ?」

腕を掴んで引き寄せられたと思ったら、既にあたしの唇は塞がれていて、口の中は柔らかな粘膜でいっぱいになった。

首の後ろに添えられた手が何度かあたしの首筋を優しく撫でると、自然と舌を彼のそれと絡めてしまう。

『ん…』

頭がぼーっとして、思わず声が漏れる。

何度も角度を変えられては膝に力が入らなくなりそうになり、立ってるのがやっとで。

あたしは彼の肩に手を置いて必死にしがみつくしかなかった。

名残惜しそうなキスをしてから顔を離すと、あたしは既に、その次を待ってしまっていた。

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