新人タレントの私。演技の特訓がだんだんエッチな特訓に!? (ページ 2)

「……綾瀬? このシーンはもう終わりだろ?」

「あの、堀木さん……もうちょっとだけ、付き合って貰ってもいいですか……その、色気っていうの? もうちょっとで掴めそうな気がして……」

「まぁ……綾瀬がやりたいなら俺は付き合うけれど……」

「ありがとうございますご主人様! ……でも、『綾瀬がやりたいなら?』って、はぁ? ダメダメご主人の癖になに言ってんの?」

 私はうつ伏せのまま、彼のネクタイをぎゅっと絞めた。

「くっ! もう始まってんのかよ……!」

「まさか、ご主人様はオシオキされたいんですか?」

「違います違います!」

「ふふっ。次はありませんからね?」

 慌てる堀木さんが可愛くて、ノリノリでいじめたけれど……ご奉仕って結局何をすればいいんだろう?

(いいや! とりあえず普通にマッサージしよ!)

 私は広い堀木さんの背中を指圧する。マッサージなんてしたことないけれど、その背中の硬さから凝っていることはわかった。

(堀木さん……いつも私のために頑張ってくれているんだよね……)

 その感謝も込めて念入りにマッサージする。

 すると、なんだが堀木さんがもぞもぞし始めた。

「あの、そのー綾瀬様。一旦、大丈夫です……」

「え? まだぜんぜん……」

「大丈夫です! 十分気持ちよかったんで! その……降りて貰えますかね……?」

 そこで、私ははっとした。

「私、重かったですか!」

 腰とはいえお尻に体重をかけていたことを思い出し、しかも堀木さんを後ろ手に縛ったままだった!

「い、いま外しますから!」

 私は慌てて堀木さんの拘束を解き、仰向けにさせた。

「ばっ……今仰向けは……!」

 抵抗する堀木さんと身体がもつれ合って……スラックスを押し上げるそれと対面する。

「……悪い。すぐおさま……おさめるから」

 かぁっと顔を赤くした彼は、私をぐいと押しのけようとした。

 はじめて見る、男の人の色っぽい姿に胸のどきどきがおさまらない。

「それ、私のせい、ですよね?」

「……男の上にまたがるのはよくないな……。まぁ、演技なら仕方がないんだが……」

「そ、そんなのでこんなにおっきくしちゃうんですか? しょうがないご主人様ですね」

 スラックス越しに、テントを張ったそれをゆるく掴むと堀木さんの腰が跳ねる。

「ばっ! どこ触って……!」

「どこって……ご主人様のしつけのなっていない所ですよ? ところで、二度も私のこと、バカって言おうとしましたね?」

「ちょっと待て綾瀬! それいつまで続けるつもりだ!」

「いつまでって……私の演技に色気がでるまで、ですよ」

 私はスラックスをくつろげ、堀木さん自身を取り出す。

 熱く、固く隆起したそれは私の手の中でびくびくと跳ねた。

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