耳に感じる吐息はちゅ…と音を立てる熱い愛撫に変わる。
「…っあ」
思わず声が漏れる。
「優香は寝てるのに感じるんだな」
(………っ)
顔は見えないが柊の意地悪な顔が目に浮かぶ。
耳に感じていた熱はやがて首筋に、そして鎖骨に伝わる。
キャミソールの隙間から手がするりと中に入り胸の膨らみにそっと触れる。
また身体がビクりと反応する。
もう声を抑えられそうにない。
柊はそれが分かっているかのように首筋への愛撫をしつつ、乳房の突起に指を転がせる。
「……やあぁっ」
抑えていた声と甘い吐息が溢れる。
「もうギブアップ?でもまだだめだ。優香は俺に嘘をついたんだからな」
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