久しぶりのデート、セックス……今夜はもう帰らないから、思い切りイかせて (ページ 2)

「はぁっ、あん……なんでこんなに、感じちゃうの……」

「久しぶりだからだろ。俺もだ」

 勝也も同じなのだと、梢は知った。どちらもお互いが欲しくて同時に与えたいのだ。それがわかった時、梢の口から自然と想いがこぼれ出た。

「もっと……もっとシて……。勝也、全部、あげるから……もっと……あぁんッ、あっ、くぅッ、んあッ……んんっ、んふぅッ」

 きゅうに早まった勝也の腰の動きに、たまらず声が大きくなってしまった梢。その口を彼の大きな手がふさいだ。

「声でかいって。……近所に聞こえてもいいのか?」

「んんっ、んっ、ふッ……んんんーッ」

 尻に勝也の下腹部が激しく打ち付けられる音と、したたるほどに愛液をあふれさせた蜜壺が肉棒にもてあそばれる水音にまじり、くぐもった梢の嬌声が浴室を満たした。

 思い切り背を反らし絶頂に震える梢を抱き込みながら、勝也はまだ衰えない量の精液を吐き出した。

 はからずも後ろから犯しているような体勢になってしまったせいか、勝也は何やらイケナイ気持ちになってしまっていた。

 梢のほうはいろいろ考える余裕などなく、いまだ絶頂の余韻に痙攣する膣内から勝也が引き抜かれただけで、敏感に反応していた。時間差であふれ出た白濁液の感触にまたもだえた。

 浴室を出て、バスローブをはおった梢は勝也に支えられるようにしてリビングへたどり着いた。そこで壁にかけてある時計が目に入ってきた。

 いつもなら、そろそろ帰り支度をする時刻である。

 結婚していないのだから、と梢はけじめのつもりでふだんは必ずその日のうちに帰宅していた。勝也も名残惜しそうにしながらも、彼女の意志を尊重してくれていたのだ。

 でも、今夜は帰りたくない──。

 梢は、強烈にそう思った。

 言葉で、身体で、勝也のことをもっと感じたいと思った。

「勝也……私、今日は泊まってもいい?」

 囁くように告げられた内容に勝也は驚いたような顔をしたが、次の瞬間には嬉しそうに微笑んで梢を抱きしめた。

「もちろん。今夜はずっと一緒だ」

「うん。……ふふっ、くすぐったいよ」

 額からこめかみ、耳へとキスの雨を降らされた梢は、クスクス笑いながら身をよじる。その笑い声が甘い吐息に変わるのに、そう時間はかからなかった。

 ベッドの上で、梢は勝也に後ろから抱きしめられていた。首筋にキスをされたり吸われたりされながら、秘部をまさぐられている。

 蜜壺に侵入しているのは勝也の指だけではない。梢の指も一緒だ。

 梢が自分でしているところを見たいと言った勝也の要求を拒否した結果、梢の手を覆った勝也の手が、彼女の細い指を秘部に押し込み好き勝手に操っていたのだ。

「どこが気持ちいい?」

「どこって……」

 自分からそれを口にするのは恥ずかしい、と言いよどむ梢。

 勝也は梢の指と一緒に自分の指も動かし、直接身体に尋ねる手段にでた。

 ヌチョヌチョといやらしい水音がする。いや、と梢は身をよじるが勝也に捕まえられていてほとんど身動きがとれない。

 濡れて開いた秘部には梢の指一本と勝也の指二本を挿し込まれている。三本の指は白く濁った愛液にまみれ、てらてらと光っていた。

「ナカのほうか、こっちのほうか……どっちが好き?」

 言い直されたところで答えにくい質問であることに変わりはなく、結局梢は口ごもる。

 勝也の指に導かれ、梢の指も膣内へ入り込んだり女芯をかすめたりする。そのたびに彼女の腰がぴくっと跳ねた。

 しかし、いずれも梢がもっとも欲しい刺激にはならず、いつの間にか彼女は自分から指を動かすようになっていた。

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