【彼目線】飲み会から帰宅した彼女に翻弄される。無口な彼だけど心の内では彼女を溺愛しているのです。 (ページ 6)

「んっ・・はぁっ」

腰が揺れ始めたのに合わせて、指の腹でナカの壁を軽く擦ると菜奈の漏れ出る声が高くなった。

「ああっ・・んっはっぁ」

刺激するとぎゅうっと俺の指を締め上げる所を集中的に撫でて、時々蜜を掻き出すようにゆっくりとかき混ぜた。

「あぁあっ」

菜奈が一段と啼き始めた。それを逃さないように刺激しながら、菜奈の好きな所へ同時に刺激を送る。

菜奈の息がやらしく弾んで、俺の指をぎゅうっとしめた。

「あっあっ大輔っい、くかもっ」

「ん。いーよ。」

俺の声に安心した様に、菜奈の体から力が抜けて、素直に快感を受け止める準備に入った。

ナカの指で微かに反応した所を外さないように刺激しながら、膨れた突起を強く吸って舌全体を使って撫でた。

「んあっいくっ!あっぁああっ」

びくびくと全身で震えながら菜奈が再び絶頂した。舌先で圧迫するようにそこを押すと、余韻を愉しむように菜奈の体が数回跳ねた。

アルコールのせいか、いつもより素直に快感を受け止め反応する菜奈に安心しつつも、散々煽られた俺ももう限界だった。

「はっぁはぁ・・大輔っも、入れて?」

震えながら、俺の髪を撫でる菜奈の手に口づけてから、サイドテーブルに置いてあるゴムに手を伸ばしてはち切れそうな俺のに装着した。

菜奈に向き直り、脱力した足を抱えて挿れようとした時、

「すぅー・・」

・・嘘だろ

「菜奈?菜奈。」

肩を揺すったり、頬をペチペチと刺激しても全く起きる気配もなく幸せそうに眠っている。

収まる気配のないヤル気満々の欲の塊が自分の手の中で虚しく佇む。

酔ってたしな・・。

こうなる前にやってしまえば良かったんだけど。

いつもよりも素直に反応する菜奈に歯止めが効かなかった自分が悪いけど。

沸々と沸き起こる理不尽な怒りを消火しきれず、菜奈の幸せそうな寝顔を見つめた。

つーか、途中から忘れてたけど、会社の同僚かなんか知らねーが、くっついてんじゃねーよ。

あんなのやって下さいって言ってるようなもんじゃねーか。

収まりつかないフラストレーションを抱えながら、サイドテーブルの上に置いてあったタオルに目が止まる。

俺はそれを手に取り、菜奈の両手首をタオルで固く拘束した。

目が覚めたら覚えてろよ。

菜奈と自分の体を綺麗にしてから、胸の中に眠る菜奈を閉じ込めて眠りについた。

-FIN-

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