【彼目線】飲み会から帰宅した彼女に翻弄される。無口な彼だけど心の内では彼女を溺愛しているのです。 (ページ 4)

「ありがと。すげー気持ちいい。菜奈、もういいよ。」

「・・気持ち良くない?」

「気持ち良いよ。ヤバイぐらい。まぁ、でもシラフの時にやってもらった方が俺的には数倍嬉しい。」

菜奈の顔を両手で包むと、落ち込んだ顔から、嬉しそうに頬を緩めた。

薄っすら涙の膜を張った瞳と唾液で濡れた菜奈の唇が尚も俺を煽った。

菜奈を抱き上げて自分の上に跨るように乗せると、俺の手に指を絡めて頬に音を立ててキスをしてきた。

「誘ってんの?」

「・・うん。でも大輔がその気になってくれないんだもん。」

「なってるよ。今すぐ挿れたい」

素直に告げた俺の気持ちに、菜奈が嬉しそうに頬を緩める。

「・・いいよ。」

菜奈が俺の背中に手を回してぎゅっと力を込めた。

そういう菜奈だけど、本当は「挿れて欲しい」じゃなくて「イキたい」の方だと言う事は、分かってる。

菜奈が挿入行為を好んでいないのは何となく気付いていた。

好んでいない、と言うより分からないって感じ。

でも俺の為に付き合ってくれている、のが現状。

俺だって、そういう状況を喜んでいるわけではない。

少しずつ、菜奈に慣れさせて気持ち良さを刷り込ませていっている途中で。

その甲斐あって、最近は行為中に良い反応を見せ始めてる事が何度かあった。

もう少し、だと思うんだけどなぁ。

だからといって今更焦ってはいないし、少しずつ反応を変え始めた菜奈を見ていくのは嬉しい。

ついでに、俺もすげー気持ちいい。

菜奈のパジャマを脱がして、露わになった柔らかな膨らみを手で包み込むように刺激すると、小さな溜め息が降ってくる。

俺の手の中で形を変える柔らかな膨らみ。

その先端を舌先で撫でるように刺激して、吸った。

「あっ」

菜奈の背中がしなやかに反り、俺の背中に回された指に微かに力が込められた。

「興奮してる」

「う、ん。はぁっ・・あっっ、きもちいい・・んだもんっ」

我慢できないと言うように俺に、一番触ってほしいだろう所を擦り寄せる菜奈が可愛い。

菜奈の後頭部を支えて、ベッドに沈めた。

浅い呼吸で胸を上下させて、触る度にびくりと震わせる菜奈が可愛くて仕方ない。

吐き出される息さえも熱く、口付けると俺の舌を簡単に受け入れる。

溺れさせるように、熱い菜奈の舌を絡めとり口内をくまなく撫でて刺激した。

片手を菜奈の一番触ってほしい所へしのばせると、軽く抵抗するように太股をすり合わせた。

「足、開かないと触れないんだけど」

唇を離して言うと、菜奈が恥ずかしそうに目を反らせた。

「足広げて」

そんな顔されたら益々いじめたくなる。

「・・ひくもん。すごい、濡れてるから。」

消え入りそうな声で、言う菜奈に理性が飛びそうになった。

「ひくどころか興奮する」

ていうか超興奮してる。

俺の言葉に、そらしていた視線を戻してから観念したように熱をはらんだ瞳を伏せた。

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