おもちゃを使うオンラインセックスで味わった甘くて官能的な時間 (ページ 2)

「もう少し近くで見たかったけど…真穂の顔が見れるから、いっか」

しかしそれでも、そこからは液体が零れ始めているのが明確に認識できた。

「私も見せたんだから…貴也のも、見せてよっ」

「見せるのもいいけど、その前に見たいな…今ここで、真穂がイク姿」

オレの懇願に、目の前の顔が羞恥で染まった。

「だって最初に誘ったのは真穂だよ? それくらい、聞いてほしいな」

恥ずかしさを耐えるように下唇を嚙みながらも、真穂はもう片方の指を開放状態の入口に埋め込んだ。

「んっ…はぁっ…」

指が出入りするリズムに合わせて、薄く開いた唇から湿りと甘さを持った艶めかしい声が漏れる。

それはオンラインでも聴覚からオレを欲情させ、着実に局部へ精気を送り込んだ。

(もうキツイな…)

棒へと変貌しているであるそれを衣類に収めるのがもう苦しくて、カメラに映らないよう中から取り出して外へ解放した。

直接触れた屹立は予想通りの状態で、カメラに見えないところでピンと天井を向いていた。

血管まで浮き出して硬くなっている薄い皮膚に触れれば、それだけ収まるはずもなかった。

オレはそのままリアルな真穂を見ながら、カメラレンズから外れた部分で握っている手をゆっくり上下させて張っている皮を擦った。

「あっ…はぁんっ…!」

微かなノイズ交じりに小さなスピーカーから響く声は、より濃蜜な甘さと官能を含んで甲高くなっていた。

1本だった指も3本に増えていて、動く度しとどに透明な蜜をほとばしらせている。

愛液が飛散する様子。

挿入物が蜜口を往復する様子。

指が出入りする度に吸い付いたり離れたりと、周囲の筋肉が不規則に収縮する様子。

(いつもこんな感じでオレの指やアレが、真穂の下で動いているのか)

蜜口と異物の動きをじっくり目の当たりにするのは初めてで、そんな新鮮な気持ちが新たな高揚を呼び起こしてオレを興奮させた。

初体験の快感に、掌に収めた陰茎がドクンとまた膨張を見せた。

「汁すごい飛び散ってる…今どんな感じ? 教えて」

「あぁんっ…熱くてっ、濡れててっ、指に絡まってっ…」

うだるように熱くトロトロに濡れた感触。

絡んで吸い付いて締め付けられる圧迫感。

潤う唇から紡がれる卑わいな言葉が、挿入後の淫わいな質感を思い出させた。

「それで…?」

「気持ちよくてっ…どうにか、なりそうっ…ああんっ!」

自分で言った言葉に興奮したのか、一際色めいた声で喘ぐと真穂は指を抜き差しするリズムを変えた。

「あっ、あっ…あっ!」

速くなった指の律動に合わせて、裸の肢体がビクビクと小刻みに痙攣する。

「ひっ、あっ…イクッ、イキそうっ…あぁんっ!」

胸を突き出して上半身を反らしながら叫ぶように言うと、真穂は放心した表情のまま静止した。

久しぶりに目にした真穂のイキ姿。

その奔放に快楽だけを求める姿は、酷く妖艶で目を瞬きする時間も惜しいと思うくらいに魅入った。

しかし、それはほんの刹那の時間だった。

まるで止まっていた時間が急に動き出したかのように、真穂はおもむろに動き出して呼吸や体勢を整え始めた。

「おかえり。どうだった? 天国は」

「…っ」

まだ絶頂の余韻が残っていて薄く開いた唇から声はなく、締まり切らないうっとりした表情で何とかオレに目線を定めていた。

「イく姿があんまりエロいから、こうなっちゃったよ、オレのコレ」

オレはノートパソコンを置いたデスクに膝を乗せて開き、中心部をカメラレンズに合わせた。

画面上で目線が定まると、真穂は目を上下に限界まで開いて驚きの表情を見せた。

「オレも限界っ…だから次は、真穂の中で一緒にイきたい」

言いながらデスクの引き出しから、箱から出して剥き出しにしたオナホールを取り出した。

手にしたそれを画面の前に出すと、真穂はカメラの外に手を伸ばしてゴソゴソと音を立てた。

その後に画面内に戻った手には、男性器の形を模したスタンダードな大きさのディルドが握られていた。

2つとも、デート時に偶然見付けたアダルトショップで購入した代物。

顔が見れなくても声が聞けなくても、触れられなくても。

他人から見たら悪ふざけに思えるかもしれない。

しかし、これで一緒に過ごした濃蜜で官能的な時間を思い出せれば。

そう思って2人で選んで買った。

「いくよ」

オナホールの穴を鈴口に当てる。

「うん」

返事の後、真穂はディルドの先端をトロトロに濡れた蜜口に当てる。

声をかけ合って呼吸を合わせると、オレ達は手に持っている玩具を推し進めた。

亀頭部が湿った中に埋まり、仕込んだローションとともに絡んで締め付ける。

「あぁぁんっ」

聞こえてきた甘い喘ぎに画面を見ると、ディルドの先端部が真穂の中に飲み込まれていた。

肌色の玩具をゆっくり進める彼女から目を離さないまま、下では陰茎部をオナホールの中に埋めていく。

未だ絶頂の余韻があるのか、真穂の入口はひっかかることなくスムーズに竿の部分を受け入れてどんどん飲み込んでいく。

(疑似的にでも、今は真穂と1つになれている)

そう思うと色っぽくも見えたし、何だかこの瞬間が尊くも思えた。

「っ…」

反射的に指に力が入って、オナホールをギュッと握ってしまった。

しかし外から不意に握れば必要以上に締め付けられ、思わずそのまま中に出しそうになる。

「ねえ、もう動かしていい? 何か月ぶりのこの状態、もう理性がもたない」

「うんっ…私も、もうっ」

これ以上我慢ができないオレ達は、お互いの玩具が肌に馴染む前に上下に摩擦した。

「あぁっ…貴也の先がっ、奥にっ、当たるっ…はぁぁんっ」

根元まで埋めたディルドを小さく出し入れしながら、真穂は喘いで快感にもだえた。

「はぁっ…オレのもっ、真穂の奥にっ、当たってるっ…!」

真穂の子宮口を突き上げる想像をしながら、オナホールの最奥に鈴口をぶつけて衝撃を与えた。

締め付けられる感覚を味わいたくて、気紛れに外から力を込めて中を狭める。

「あっ…カリも当たっていいよぉっ、奥も…入口もっ…あぁぁんっ!」

ディルドの往復が大きく速くなるのに合わせて、オレもオナホールへのピストン運動も同じような速度と強度に合わせた。

中のヒダが竿や傘に擦れて生まれる強烈で官能的な摩擦熱に、局部から全身や脳内に一気に血が上ってカッと熱くなった。

「っ…」

襲い来る射精感をやり過ごすよう眉間に力を入れるが、あまりに鮮烈で限界までの時間稼ぎにはならなかった。

「真穂っ…ゴメン、一緒にイキたいけどっ…」

「大丈夫っ…イこうっ…一緒にっ…」

そんな言葉に誘惑されるまま、オナホールを握る手の力を弱めた。

そして全身の力を中心部に集中させ、玩具の最奥へ溜めていた精をドピュッと吐き出した。

「はぁっ、はぁっ…」

精液を出し尽くしたところで、重力に従った向きで硬さをなくしていく肉棒をオナホールから取り出す。

射精に全身の力も使い切ってしまい、オレは力なく再び机に突っ伏した。

しかしそれは真穂も同じようで、彼女も画面の向こうで同じ姿勢をしていた。

もしオンラインじゃなかったらキスできるんじゃないか。

それくらい画面へ顔を近付け合っていた。

「どう…少しはっ、満たされたっ…?」

「満たされたけど…やっぱり、本物の真穂がいい」

「私もっ…やっぱり、ちゃんと貴也に、触りたくなったっ」

「お互いっ…もう少しっ、お預けだね」

「…そうだねっ…やっぱり」

「じゃあ…もう、切るね」

「久しぶりに顔が見れて嬉しかった、ありがとう。じゃあね」

言ってからビデオ通話を切ろうとしたときだった。

「貴也」

「ん?」

呼び止められて、切ろうとしていた手を止めた。

「大好き、愛してるよ」

そう最後に言い残し、真穂は一方的にビデオ通話を切った。

率直な気持ちをストレートに優しく投げ付けられ、下がっていた体温が緩やかに上昇していく。

真穂の顔が見れて、一緒にエッチなことができて心身ともに満たされた。

しかし…

(早く、会いたいな…)

そうやって、オレの心身を甘く拘束した。

-FIN-

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