私なんて…頑なだった私を見つめてくれた後輩くんと深夜のオフィスで (ページ 4)

私はデスクに手をついて、脚を開いた。

「最後まで、して?」

「あーもー、限界です」

被さる彼の体温が全身に行き渡る。

「力、抜いててください」

あくまでも紳士的に、彼は私の内側へと入ってきた。それでも、圧倒的な質量が強引に蜜花を押し開いていく。

「ふぁ…ッ…」

苦しさと快感が入り交り、息ができない。酸欠気味の状態でも分かるのは、空白が充たされる悦びは大きいということだけ。

「狭い…リコさん、痛くないですか?」

「痛くはないけど…苦しっ…」

苦しさを訴えたくて振り返ると、彼と目が合った。色っぽい眼差しが絡みつく。

「ダメだ。もう我慢できません」

切ない溜息をつくと、彼は小さく腰を使い始めた。くちゅくちゅと微かな音が漏れるのと同時に、内側から蜜がこぼれる。

「あっ…や、ん…」

「リコさんのなか、すごく気持ちいいです」

彼がぎゅっと私を抱きしめた。控えめだったリズムが徐々に激しくなる。

「く…リコさんも気持ちよくなって」

「ふやぁ…ひぃっ…」

すっかり尖りきっている秘芯を、彼の指が転がした。鋭い快感に思わずのけぞる。

「だめっ、そこ、すぐいっちゃうからぁ…」

「っ!…急に締めないでください」

彼の慌てる声が聞こえたけれど、自分ではどうすることもできない。外側と内側、両方からの刺激が私を絶頂へと押し上げる。

「あっ…ぁん、だめぇ、いくっ…!!」

大きな悦楽の波が、何もかもを飲み込んだ。

「う…リコさん…っく…」

私が達すると同時に、彼の分身が内側で大きく脈打つ。

「ひあ、あぁ…カイ君の出てるっ…」

びゅるびゅるという音が聞こえそうな勢いで、彼は白い飛沫を私の中に放った。

「すみません…余裕なくて」

私の身支度を整えながら、彼がしゅんとして謝る。

「大丈夫。一応、安全日だから」

「そういうことじゃないです。いや、そこもちゃんと責任、取りますけど」

「ありがとう」

伝わってくる真剣な気持ちがうれしい。

「その笑顔、反則です」

一度、顔を伏せた彼は顔を上げて、短いキスをしてから私に問いかけた。

「明日も残業しますか?」

迷うところだけど、明日は定時に帰ろうと思う。もちろん、彼と一緒に。

-FIN-

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