強く濃く叶わぬ想いをぶつけるようにキスマークを付けあって…禁断の愛 (ページ 4)
二人の汗ばんだ身体が余計密着して、気持ち良い。
このままずっと、永遠に淫らな呼吸を続けながら重なっていられたらいいのに。
喘ぎながら、彼の背中に、指先に、たくさんたくさん私の指紋をつける。
ついばむようなキスを繰り返す。
イってなんて欲しくない。
朝なんてきて欲しくない。
独りになんてなりたくない。
この中途半端な状態が、ずっとずっと続けばいいのに。
そう思いながら、今は確かに私のナカにある彼の熱くて逞しいペニスを感じていた。
随分、長い間。
「ヒマリ――動いていい?」
苦しそうな顔で、彼が聞いてくる。
滅多に呼ばれない下の名前を、不意に呼ぶのはズルいですよ――。
きゅんと胸が高鳴って力が抜けた瞬間、彼は身体を起こし、私の深いところをめちゃくちゃに突いた。
「ああん、深い――。いい――っ。いい、イっちゃいます――っ」
嬌声をあげて、二人で達した。
幸せなひとときが終わってしまうのが哀しくて、それを誤魔化すように彼を抱きしめたまま何度も何度もその唇を貪った。
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