快楽を求める貴方と偽りの愛を求める私の一夜限りの夢 (ページ 6)

「っあ…はあっ、んぁあ!」

限界が近いのか更に最奥を求めて激しさを増す突き上げに意識が持っていかれそうになるのを夏樹の体にしがみついて耐えた。

「…ッ、莉子…ぁッ」

一層力強く奥に何度か打ち付けたあと、ナカから勢いよく自身を引き抜いて

私の太ももに熱い欲を放って果てた。

『あぁ、っはあ…ぁ…』

荒い呼吸を繰り返す私の耳元で

「まだヤリ足りねーわ」

低い声で囁いて、再び私熱いモノを宛てがう夏樹を

乱れた呼吸も整わないままに受け入れた。

夏樹の体が満足するまで、時間の許す限りに何度も何度も…

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窓から差し込む朝日が

この時間の終わりを告げる

好きだ。って言ってしまえたら

どんなに楽だろう。

好きだ。って

たった一度でも聞けたなら

どれだけ幸せなんだろう。

たとえそれが嘘だとしても

きっと私は幸せだから…

もう何度願ったかわからないけれど

突然鳴り出した夏樹のケータイに、幸せそうに笑う彼女の写真が画面に映し出されたのを見て

全ての想いを胸にそっと閉じ込めた

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