保育園児のお兄ちゃんと…一度だけの約束エッチ

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保育園児のお兄ちゃんと…一度だけの約束エッチ (ページ 1)

「さよーならー」

「はい。さようなら」

お迎えの時間、保育園には声が溢れる。お母さんたちの余所行きの声、子供たちの弾んだ声。そして、私たち保育士の気力で明るくしている声。

混ざり合った声の中、私を呼ぶ声が響いた。

「リコ先生!ナル君が転んだ!」

担当している年長クラスの女の子が、水飲み場を指差す。

大声で泣く男の子が目に入り、慌てて駆け寄った。抱き起こすと、唇の端が少し切れている。

溜息をぐっと堪え、大丈夫だよと声をかけた。

お迎えの対応を同僚にお願いし、私は園内に入り手当をする。

血はすぐに止まったけれど、意外と傷は深いようだ。

「ナル君、お父さんに電話するからね。待っててね」

私は男の子の父親に電話をかけた。なかなか繋がらない。父子家庭で、お迎えもお兄ちゃんが来ることが多い家庭。

少し嫌な予感がする。

「すみません。仕事が抜けられないんです。上の息子をすぐに行かせますから」

やっぱり。

仕方なく、お兄ちゃんのお迎えを待つ。

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