社内での情事を断ち切ったら、その日の夜は何度果てても許してもらえず……理不尽な仕打ちなのに、身体は反応してしまう! (ページ 2)
「ん、ふ……」
ソファに押さえ付けられた初美は、明央からの貪るようなキスに、次第に息が苦しくなっていった。
頭の中もボーッとなっていき、理性が官能に覆われていく。
ようやく解放された時は、もう抵抗する気持ちがかなり弱くなっていた。
いつの間にか上着とその下のブラウスのボタンが外されていて、下着が露わになっている。
たくし上げられたブラジャーの下の胸の先端は、ピンと上を向いて色づいていた。
本当にここでするのかと初美が明央を見上げると、彼の視線はむき出しになった乳房に注がれている。
恥ずかしくなり、胸を隠そうとした初美の手は、明央に捕らえられてしまう。
「明央……あっ」
胸の先端を吸われ、初美から熱っぽい息が吐かれる。
丹念に舐められたり、時には強めに吸われたりするたびに、初美の身体が反応して小さく跳ねる。
だんだんと明央に身を委ねようとしている初美に気づいたのか、捕まえられていた手は離され、その手でもう片方の乳房が覆われた。
「あ……はぁ……だめ……」
両方の乳房から与えられる甘い刺激に、初美は身をくねらせる。
プツ、という小さな音がして、スカートのホックが外された。
隙間から明央の手が侵入し、さらにショーツの中に入り込もうとする。
「明央……っ」
初美が名前を呼ぶと欲望に光る視線に射抜かれ、彼女の背筋にゾクッとするような喜悦が走った。
このまま身を任せても……と気持ちが傾いた時、ドアの向こうから誰かの話し声が聞こえてきた。
鋭く息を飲む初美。
しかし、明央はかまわずにスカートとショーツを脱がせようとしている。
ダメ、と小声で訴えるが、
「気づかれたくなきゃ、声、押さえてろよ」
と、やめる気配がない。
むしろ楽しそうだ。
「き、気づかれて困るのは明央もでしょ……あ、やっ」
「こんなに濡らしといて?」
「や、指、抜いて……っ」
愛液でぬるぬるになった秘部は、明央の指を抵抗なく受け入れてしまった。
ナカで動かされると、初美の意志は関係なく膣肉が指を締めつけ、その存在を感じてますます彼への欲望を掻き立てた。
「そんなもの欲しそうな顔で言われてもねぇ。ま、時間もないし、一気にいくぞ」
ショーツが片足から引き抜かれたその時、わずかに残っていた初美の理性が、最後の最後で踏みとどまった。
「だ、ダメだってば……っ」
と、渾身(こんしん)の力で明央を押し返す。
その時にできた隙間から、初美はソファの外へと転がり出た。
そして脱がされかけた服装を手早く整えると、まだ火照った顔のまま部屋の外へと飛び出した。
未練を断ち切るために。
*****
その日の深夜、無事に仕事を終えた初美は、昼間の仕返しをたっぷり受けることになってしまった。
中途半端に終わった欲求不満は、彼女が思っていた以上に明央に溜まっていたようだった。
指で責められて絶頂させられた後、息を整える間もなく脚を開かされて濡れそぼった秘部を舐められる。
敏感になった女芯を舌で丹念に責められた初美は、背を反らして身悶えした。
ヌプ、とまた指が挿し込まれる。
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