背反の罪に与えられる快感 (ページ 3)

「はは、今度は派手に吹いたね。さっきの子よりすごい量を飛び散らして、イヤらしい」

いつも綺麗に拭き掃除をしている椅子を、自分で汚してしまったと憂う暇もなく。

「シスターマリアのここ、びちゃびちゃに妖しくぬめり光って、くぱぁってひくついて誘ってきてる」

私の秘部を撫で回しながら、服の奥から覗かせた男性のモノ…。

「…え…来栖神父様…お願いです…それだけ…は…」

初めて見るそれは、透明な液をその先端から溢れさせ、恐ろしい位に反り返っていました。

ずく・・・ぐちゅん・・・

「いっ、いやぁぁ、痛いぃ…!」

「血が出てる、本当に処女なんだね。まぁ、これだけ滑らかだったらすぐによくなるよ」

「っんはっ…はぁっ…この…悪魔っ…」

「悪魔で結構。その涙目で訴える表情がとてもいいね。いかにも純潔を守っているのが誇りですって顔してたシスターマリアを汚してみたかったんだ」

ぱちゅんぱちゅん・・・

「んふっ…はっ…貴方は…神の教えに従い…人々を慈しみ…んくっ…救う事が…っは…」

私は、何とも表現しがたい下腹部の感覚に呑まれそうになりながらも、来栖神父様に少しでも正気に戻って貰おうと試みたのですが…。

「神がお怒りになった七つの罪の中で、色欲だけが唯一他人の手によって満たされるものでしょう。先程の女学生もそうなのです。神はどのような人間にでも救いの手を差し伸べてくださいます。私は神に代わって迷える子羊たちを癒すお手伝いをしているのですよ」

ずくんずくんと私の奥を打ち付けるのを止めないまま、彼はいかにも神父らしい口調で言いました。

「そのような屁理屈は…神がお許しになりません…っ」

「貴女も例外なく色欲という罪に溺れています。このような快楽を待ち望んでいたのでしょう?」

「そんな事はっ…神に誓ってありま…せっ…んんっ!」

「聖母も御子も、そこから見守っておられますよ」

白く穢れの無いキリスト像から、汚らわしい行為を無機質に見下ろしている視線を感じます。

「いやぁっ、んはっ、神聖な場所で…神が見ておられる前でっ…」

「神が見ていない処なら良いのですか?」

「違い…ますっ…それに神はいつだって見守って…んくっぅ」

「…っく…ははっ、締め付けが強くなった。他人のSEXを覗き見るよりも自分が神に見られてる方が興奮するんだな。どっちが神に背く恥知らずなんだか」

ずちゅっずちゅっ・・・普段は讃美歌が厳かに響く聖堂に卑猥な音が反響しています。

「そんな事っない…です…っ」

「シスターマリアは嘘吐きですね。やはり貴女こそ神の代理である私の手によって悔い改めと浄化が必要のようです」

「…っっ!!はっ…んんぅ、来栖神父様っ…本当にこれ以上はおやめく…だ…」

「私を貪るように咥え込んで離さないのは貴女の方だ。搾り取るようにぎゅうぎゅうに締め付けながらよく言うよ」

ぱちゅんぱちゅん・・・

「ひぁっ…んぅぅ…熱い…痺れちゃ…ぅ…!」

「ほら、段々とよくなってきたでしょう?」

「いやっ、やめ…」

「気持ちイイとこを探すように自分で腰浮かせて動かして、本当はシスターマリアが一番、背徳行為に酔いしれてるくせに」

ぐちっぐちっと膣中へ出し挿れするスピードが加速するにつれ、私の体も反応してしまっていて…。

「っく…はっ、そろそろ出る…!」

「やっぁ、いやぁ!」

びゅるる・・・

彼の白濁の液が私の修道服や顔に飛散しました。

「聖職者の証であるロザリオまで犯されてどんな気分?」

胸の辺りで誇らしく銀色に光っていた十字架までも酷く汚されてしまっています。

夕日がステンドグラスから透けて、綺麗な光の筋が差し込むのが好きな時間。

でも、今日はその神々しい光に心を躍らせる事もなく。

どろりと気味の悪い汁で覆われた体を椅子に横たわらせたまま、呆然としていると…。

「……んひぃ!?んぁ…!?」

彼が再び、私の中へと侵入してきました。

「一回も二回も同じだって。シスターマリアが神よりも私への忠誠心を強く持つように。自分から淫乱に私を誘い込み、その足を開くように。いやらしくはしたなく、ぐちゅぐちゅに濡らしてぐちゅぐちゅに私の精液をここから垂れ流すのを至福の喜びと感謝するようになるまで。私の説教はまだまだ続きますよ」

「ふぁっ、そんな日は…来ません…っ」

「その反抗的な目は今のうちに楽しんでおくけど。でもこんなに締め付けながら咥え込むなんて本当に嘘吐きで説得力ないね。早いとこ堕ちてしまえるように、たくさん嬲りながら可愛がってあげる」

「あっやっ…らめっ…来栖神父様っ…もうやめっ…」

「大好きな神様に祈ってみたら?助けてくださいって」

「ひぁっ…んふっ…あん…そこだめぇ…っ」

「快楽を貪るのに夢中すぎて聞こえてないのかな。案外堕ちるの早かったかも。所詮貴女も聖母の名と仮面を借りただけの淫乱な人間なんだよ」

来栖神父様に何度も何度も突き上げられながら、私は背反の罪悪感と快感の享受の狭間で葛藤していました。

けれど。

そのような事を考える余裕もやがてなくなってしまうのでした。

-FIN-

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