居酒屋のカウンター。彼氏に振られ意気消沈した私が一人飲んでいるとふいに名前を呼ぶ声がして… (ページ 3)

「やっ…!ちょっと待ってっ」

「…何?」

蓮が熱っぽい視線で私を見る。

その瞳にドキドキしながら答えた。

「私とシても…その…、つまんないかも、しれないよ…?」

「今日別れた元彼に、言われたから?」

ストレートに言葉を述べられ、思わず俯いてしまう。

「うん…」

「それはそいつが、自分本意なセックスしか考えてなかったからじゃねーの?」

思わぬ答えに、目を丸くする。

「いいから…今は俺の事だけ考えて」

「んっ…ぁ、んぅ」

再び唇が重なる。

さっきよりも深く、まるで私を食べるかのように、舌に吸い付かれた。

激しくもどこか心地よいキスに、目眩がしそうだった。

蓮の手がまたシャツのボタンに掛けられ、1つ1つ外されていく。

シャツを脱がされて、上半身が下着だけになってしまった。

「んっ…んっ、ぁっ」

下着の上から優しく胸を包み込み、ゆっくりとした動きで揉み始めた。

ただそれだけの愛撫なのに、体が熱くなっていく。

私は蓮の足の間に座り、後ろから抱き締められるような体勢になる。

蓮が私の首筋に唇を添わせ、ちゅっと音を立ててキスを落とした。

「ひゃっ…あっ」

その瞬間、体にゾクっと甘い疼きが走り、抑えられない声が溢れた。

「首、弱いの?」

私の反応を確かめるように蓮が尋ねる。

そして今度はゆっくりと舌を這わせた。

「あっ…ぁ、し、知らな…」

「じゃあ、耳は?」

そう言って蓮は私の耳たぶを甘噛みした。

「…んっ」

耳の中に舌を差し込まれ、くちゅっという音がダイレクトに聞こえた。

「やっ、んっ…あっ、んんっ」

「耳も、弱いの…?」

蓮の熱をもった吐息が耳にかかり、体がゾクゾクと震える。

すると、蓮がブラのホックへと手を掛け、それまで下着で何とか隠されていた胸が露わになった。

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