バーを出てから記憶がない…しかも何故か隣には裸の課長がいて…。 (ページ 4)
「……っ」
息を詰める唯子だったが、すぐに次の刺激に襲われた。
グチッ、クチュッ、とそのたびに耳をふさぎたくなるような恥ずかしい水音がする。
自分の蜜壺を出入りする明の肉棒を薄目を開けて見ていた唯子だったが、さらに強く腰を押し込まれた瞬間、しびれるような強い快感にとうとう目を閉じて声をあげた。
「そこ、だめ……っ」
「ああ……そういえば、このへんだったな」
何かを思い出したように明は、唯子が反応した箇所をぐりぐりと突いた。膣内で回すようにすると、唯子は泣きそうな顔になって頭を振った。
明は唯子の両脚を抱え上げたまま上体を倒すと、真上から突き刺すように奥を責めた。
「あっ、く……あぁっ、はぁっ、いやっ」
完全に明に抑え込まれた唯子は、身動きもままならず嬌声をあげることしかできない。
「く……君の中はすごいな。一気にもっていかれそうだ。少しは手加減してくれないか」
「そんなの、わかんないっ、あんっ」
「そういう貪欲なところが好きだよ。仕事も、とても熱心だ。僕のわがままにも付き合ってくれて」
仕事にまじめに取り組むのは当たり前だ、と唯子は返そうとしたが、明の律動が急に早くなり言葉はあえぎ声になってしまった。
明の猛った肉棒は、何度も何度も最奥を犯し唯子を狂わせた。
暴力的な快感に唯子の身体はビクッビクッと何回も跳ねるが、それはすべて明の力に封じられていた。逃げ場のない快楽により目に涙がにじむ。
もしかしたらもう、ずっとイキっぱなしなのかもしれない。
「あ……はぁっ、もう無理……はんっ」
「そうだな……もう少しあえぐ君を見ていたいけど」
終わりにしよう、と呟くと、明は唯子の脚を限界まで開かせる。そして声の穏やかさとは正反対の凶暴さで腰を打ち付けてきた。
グチュグチュグチュッ、といやらしい音が絶え間なく響く。
膣内を激しく出入りし、最奥を叩かれ、唯子のすべてが明に支配されていった。
「や、んあっ、あっ……あああ───ッ!」
ズンッ、と力強く奥の行き止まりを突かれた瞬間、唯子は昂っていた快感を解き放った。
「く……っ」
ビクンビクンと跳ねる唯子の身体を体重をかけて押さえ込んだ明は、最奥で想いを吐き出した。
それから少しして唯子の呼吸は整ったが、身体はまだ時々情事の余韻に震える。
そんな中、唯子は明に告白を思い出したことを告げた。
明はその言葉にホッとしたように微笑んだ。
「よかった。タイミング的にも、傷ついた君につけ込んだと取られても仕方がなかったからね」
「違うんですか?」
「厳しいね……。でも、気持ちに嘘はないよ。いつ言おうかずっと悩んでいて、関係ない用を言いつけてきっかけを作ろうとしていたんだけど、結局こんな形になってしまった」
唯子は、明の意外にも不器用な面に思わず笑ってしまった。
「あ、笑ったりしてすみません。でも、嬉しいです。明さんのこと、ずっと尊敬していて憧れでしたから」
唯子は微笑むと、私も好きです、と明にキスをした。
「これからよろしく、唯子」
やさしく呼ばれた名前に、唯子は幸せな気持ちで寄り添った。
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