せっかくの金曜日に残業って最悪。でも、憧れの先輩とお近付きになれるなら話は別!? (ページ 2)

シャツが肌蹴た、だらしない恰好。

拒否しきれないでいるうちに、ブラジャーのホックは難なく外され、乳房が弾むように零れた。

耳元にかかる、増田さんの吐息が熱い。

興奮してくれているのだと分かった。

私が感じている興奮だって、隠すことなんてできない。

だって、今や彼からも丸見えな乳首が、痛いほどに尖ってしまっているから。

「巨乳の子はいやらしいっていうけど、本当なんだね。……ほら、こんなに」

「……っ、あ」

「膨れちゃってる」

左右両方の乳首を同時に摘まれて、上に、下に、バラバラに引っ張られる。

まるでそれぞれ別の人物に触られているような、倒錯的な錯覚。

やけに巧みな手つきで、好きなように弄られて。

それでいて、急に動きを止めたりするから、ついつい胸を押し付けてしまう。

「あ、あの、……っ、あの、もっと……触ってください……」

「ふふ、サイカちゃんて淫乱なんだ。いいよ、もっと虐めてあげるから、立って」

デスクの淵に手を着いたまま立ち上がる。

増田さんの手が私の腰を掴み、数歩後ろへ下がらせるから、自然に前屈みになる体勢。重みで垂れ下がる乳房が揺さぶられる。

タイトスカートが捲り上げられて、おしりを撫でまわす手つきは、間違いなく手馴れている。女慣れしているのだと、思い知らされるようだ。

ストッキングとショーツを一緒に下げられて、陰部に指先が差しこまれてくる。

「サイカちゃん、もうびしょびしょになってる。いつから濡らしてたの?」

「あ、……あっ……違います、濡らしてなんて……っ……」

「嘘はダメだよ、ほら」

濡れた膣を掻き回される、濡れた音。

愛液が零れ、彼の手を汚し、内腿を伝って流れていく。

「あっ……あん、あっ……!」

殺風景なオフィスに響く、増田さんの低い声。

私の高い喘ぎ声。

クリトリスに添えられた指先が、転がすような愛撫を繰り返す。

無意識に腰が揺れる。

そして、むき出しのおしりに、熱い塊が押し付けられた。

固くて大きいものだと分かる。期待を示すように、新たな愛液が滲んでしまう。

「僕のも、もう我慢できなくなってる。サイカちゃんの中に入れてもいい?」

「ふ、あ、ああっ……入れてください……ぃっ……!」

増田さんのペニスが、私の膣を押し広げて、中に入ってくる。

一気に腰をぶつけ合うような音が立ち、濡れそぼった女壷は、大きなそれを根元まで飲み込んでしまう。

背後から覆いかぶさるような姿勢。

何度も何度も膣の奥を攻められては引き抜かれ、増していくばかりの快感。

擦られるごとに摩擦に戦慄く膣壁が、彼のペニスを締め付けていく。

「あんっ……あっ、ああ、あっ……!増田さん……っ、もう、イっちゃうぅ……!」

「ああ、サイカちゃん、僕も……っ……!」

私が痙攣するような震えと共に絶頂を迎えると同時、胎内で一際大きく彼のペニスが脈打った。次の瞬間、どくどくと注ぎ込まれる精液。

腰から力が抜けて、その場にへたり込んでしまった。

ふたりとも肩で息をしている。勢いで性行為に及んでしまったから、なんだか気まずくて、恥ずかしくて。

乱れてしまった服装を直そうとしていると、増田さんが私の手を掴んだ。

「サイカちゃん、今日はこのまま泊まりに行こう?」

「えっと……はい……」

「セフレになんない?身体の相性、ばっちりだと思うんだよね」

憧れの先輩に、これから何度も抱かれるのだと約束されたようなものだ。

私に断る理由はない。

恥ずかしいから、はいともいいえとも口には出さなかったけれど。

ホテルへ向かうタクシーの中で、何度となく視線を合わせ、そのたびに俯いた。

きっと彼にももう、ばれてしまっているに違いない。

さっきの行為を思い出して、そしてこれから始まる夜、めくるめく日々への期待で、はしたない私の陰部は、とっくに濡れてしまっているということを――

-FIN-

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