世界のセレブと肩を並べる青年実業家から、夜桜の下、怖いほどに求められて (ページ 4)

「きれいだ、桜子」

恥ずかしくなって手で体を隠そうとしたが、一瞬早く、光輝が私の手を掴み、地面に縫い留めてしまった。

「隠さないで」

そう言いながら、器用に膝だけで私の脚を左右に開かせ、腰を密着させた。

下腹に、硬くて熱いものが当たる。

思わず顔が火照った。

「わかる?桜子がきれい過ぎて、もう我慢ができないんだ」

そう言って、光輝は服を脱ぎ、熱いものを私の股間に押し付けた。

そこは温かく湿り気を帯びていた。

光輝は私の体内からとめどなく出てくる、ぬるぬるする液体を熱いものにたっぷりこすりつけて、それで私の股間を撫でまわす。

「ああ、じんじんする……」

「どこが?」

「お腹の下の方、なにか変なの。ああん!」

光輝が、私の股間の縦列を割り開き、ぬるぬるを塗り広げる。

割れ目の先端、ぷっくりと膨らんだ部分を執拗につんつんと突つく。

「あっ、だめ!しないで!」

「いやなの?どうして」

「びりびりするの、怖い」

光輝がぎゅっと私を抱きしめた。

「ああ、桜子。大丈夫だ、怖くなんかない。これは気持ちいいことなんだよ」

そう言って、光輝は私のぬめりが分泌されているところに熱いものを当てた。

「大丈夫だよ」

そう言って額にキスをして、光輝がゆっくりと私の中に入って来た。

腹部に重い圧迫感。

痛みに似ていたが、それよりもっと、孤独に似ていた。

恐怖に駆られて光輝に抱き着く。

「脚を開いて、力を抜いて。一緒に気持ちよくなろう」

言われた通りに脚を開くと、光輝が腰を動かしだした。

「あっ、あっ、んんん」

勝手に口から声が出ていく。

自分のものとは思えない、とろけたような声だ。

「桜子、かわいい」

光輝が私の顔を覗きこむ。

「んんっ、はぁん」

腰を打ち付けられるたびに、ぐちゅぐちゅと、今まで聞いたことのない音がしている。

その水音がだんだん激しくなる。

「ああん!苦しい!」

体の中心に光輝の熱を感じている。

耳元で光輝の息遣いが聞こえる。

私は、光輝でいっぱいになっている、そう思うとなぜだか無性に泣きたくなった。

「んっ、光輝……」

呼ぶと、ぴたりと光輝の動きが止まった。

「僕の名前……、呼んでくれたの?」

「光輝……」

彼の頬に触れて、キスをする。

温かいものが瞼に落ちてきて、見上げると、光輝が泣いていた。

私たちは一つになって、それでもまだ独りぼっちなのだ。

ぎゅっと光輝を抱きしめた。

「桜子!」

光輝に強く抱きしめ返された。

そのまま激しく突き上げられる。

「あああ!光輝、光輝」

「桜子、出すよ、受け止めて」

「うん、光輝!」

一際大きな突き上げが来て、目の前が真っ白になった。

「はあん!」

小刻みに光輝が腰を動かすたびに、私の中に温かいものが注ぎ込まれていくのがわかる。

頑なだった私の心が解されていく。

この温かさを手放したくない。

「光輝、あなたが泣き止むまで、いつまでも一緒にいてあげる」

そう言った私を、光輝はぎゅっと抱きしめた。

-FIN-

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