世界のセレブと肩を並べる青年実業家から、夜桜の下、怖いほどに求められて (ページ 3)

「かわいいよ、桜子。心配しなくていい、優しくするから」

「心配なんかしてない!」

強がりを言う私の頬を、光輝がそっと撫でた。

「じゃあ、酷くしてもいいの?」

「好きにすれば」

そう言うと、光輝は私の背中を桜の木に押し付けた。

着物の襟に両手をかけて、ぐいっと引っ張る。

「あっ」

あらわにされた胸が、月明かりに照らされた。

「まっ白だね。乳首だけがピンク色だ」

光輝は舌で私の乳首に触れる。

「ひゃっ!」

思わず光輝の肩に手を突き、押していた。

「好きにしていいって言われたからね」

そう言うと、光輝は帯締めを解き、私の両手をひとつに縛ってしまった。

輪になった私の腕の中に体を押し込み、きつく抱き合った状態を作ってしまう。

「本当の恋人同士みたいだ。ねえ、桜子」

また唇が迫ってきて、私はぎゅっと目を瞑った。

キスされると思ったのだが、光輝は頬を擦り寄せただけだった。

すりすりと頬と頬を合わせているのが気持ちよくて、私は目を開いた。

間近に見た光輝は、泣きそうになっているのか、瞳が揺れていた。

「なんで泣くの」

「あなたが腕の中にいるのが夢みたいで。いや、本当に夢なんだ。あなたはすぐに去ってしまうんだから」

光輝があまりにも寂しそうで、私はぎゅっと腕に力を込めた。

「いいよ、本当に。好きにしていいよ」

光輝の唇にキスを落とすと、動きが止まった。

かわいらしい反応に、くすっと笑いが漏れる。

私は光輝の胸に、乳房をぎゅっと押し付けた。

光輝は我に返ったようで、両手で私の胸を包むと、優しく揉みしだく。

「ん……、ふぅん」

くすぐったいようにも感じるが、もっと何か違う感覚がある。

胸を揉みつつ、姿勢を落として光輝が私の乳首を舐めた。

びりびりと体の芯に電流が走った。

「あ!!」

甲高い声が喉から飛び出た。

光輝は気をよくしたようで、二度、三度と舌で乳首を突つく。

そのたびに胸に芯ができたように乳首が硬くなっていくのがわかる。

「立ってきたね。気持ちがいい?」

「んん、わかんない」

小さく首を横に振ると、光輝は着物の裾を割って、手を差し入れた。

「じゃあ、ここは?」

股間に手を差し入れられて、割れ目をなぞられる。

「いや……、だめ」

「好きにしていいって、桜子が言った」

そう言われると、もう何も言えずに、私は唇を噛んで未知の感触に耐えた。

光輝の指が、割れ目を何度も往復する。

くすぐったいような、痒いような不思議な感覚に、次第に力が入らなくなってきた。

光輝の首にぶら下がるようにして桜の木にもたれ、それでなんとか立っていた。

それに気づいた光輝が私を抱きかかえ、地面に横たえた。

腕を戒めていた帯締めを解き、帯も解いてしまう。

着物をはらりと広げられ、私の裸身が夜気にさらされた。

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