上になって彼を責める快感を得たけれど、逆に責められると乱れすぎて恥ずかしいの (ページ 2)
そして彼が、乱れた和香を見るのが大好きなことも、彼女は知っている。
ズチュ……グプ……ッ。
開かされた両脚の中心、さらけ出された秘部を逞しい肉棒が出入りする。
「んっ、くぅ……っ」
やっぱり違う、と快感に歯を食いしばる和香。
しかし、続けて二回、三回と奥を突かれると、口が開き艶っぽい喘ぎ声がこぼれ出る。
膣内を擦られ、深いところを突かれる感覚に、全身に鳥肌が立つほどの甘いしびれが走った。
上半身をくねらせて少しでも強い快感を逃がそうとしても、下半身ががっちり押さえられているため、ただ受け止めるしかない。
和香の息が上がる。
呼吸を整える暇もなく、硬い肉棒はさらに勢いを増して打ち付けられた。
肉棒の先端が最奥を襲うたびに膨らんだ女芯も押し潰され、二重の快感にいよいよ和香から余裕がなくなっていく。
「アァッ、はんッ、ヤ、そんな……あッ、あぅっ」
「いい顔になってきたな」
「やぁっ、いや、見ないでぇ」
「かわいいよ。……っ、責める気か?強気だな」
「ちが、あぁッ、く、はぅッ」
和香の腰が持ち上げられ、直史からの責めがより苛烈になった。
「アアンッ、あっ、はァッ、アアアア……ッ!」
抗う術もなく、和香は絶頂に押し上げられて全身を小刻みに震わせた。
この時の強烈な締め付けには直史も逆らえなかったようで、和香は深いところで彼の熱を受け止めた。
肉棒が引き抜かれた後も、和香はしばらく絶頂の余韻に震えていた。
「あ、ぁ……」
疲れ果てた和香の頭が、やさしい手つきで撫でられる。
チュ、と唇に軽くキスを受けると、和香はしだいに眠りに落ちていった――。
*****
その日、和香は高校からの友人の結婚式に出席していた。
招待されていたのは、その友人である新婦の大学時代の友人や今の勤め先の同僚や上司などがほとんどだった。
披露宴で新郎新婦と新婦の両親にお祝いの挨拶をした後、和香はやや手持ち無沙汰になってしまった。
とはいえ、式場の晴れ空気の中にいること自体は楽しい。
その時、明るい声の男性に呼びかけられた。
振り向くと、スマホを持った声の主と、友人らしき人が数人立っている。
「こんにちは。悪いんだけど、写真を撮ってほしいんだ」
「うん、いいよ」
和香は笑顔で応じた。
そのやり取りを聞きつけた他の人達がさらに集まってくる。
全員が画面内に収まるよう四苦八苦しながら、また集まった人達にぎゅうぎゅうに詰めてもらって、かなり混沌(こんとん)とした一枚を撮った。
その様子を、式場のカメラマンが撮影している。
「ありがとう。さ、次は和香も入って!」
「……え、あれ、私の名前……」
「和香だろ?ほらほら、遠慮はなしだ」
ぐい、と腕を引かれた和香は見知らぬ男性と急接近することになり、ドギマギしてしまう。
不思議と嫌悪感はない。
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