「神崎さん…?!マズイですよ!ここオフィスだし」
その時、
ガヤガヤ…
人だかりが近づいてくる気配を感じた。
これは真面目にヤバイ展開?!
パニックになってあたふたする私とは対照的に涼しい顔の先輩。
先輩との距離は約10センチ。
他人が見たら違和感がある近さ。
それに手繋いでちゃダメでしょ!
そんなことを思っていたら、突然、キィ…と後ろのドアが開いて、中に押された。
ここ…
女子トイレ?!
「…入って」
耳元で小さく促された。
とりあえず隠れるということかな?
そのまま私たちは個室に入った。
神崎さんと個室に二人きり…
ヤバイ。
心臓がドキドキしてきた。
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