怖くて素敵な上司が仮面を脱いだら。涼しい顔した悪魔とトイレの個室で秘密のオフィスラブ (ページ 3)

「神崎さん…?!マズイですよ!ここオフィスだし」

その時、

ガヤガヤ…

人だかりが近づいてくる気配を感じた。

これは真面目にヤバイ展開?!

パニックになってあたふたする私とは対照的に涼しい顔の先輩。

先輩との距離は約10センチ。

他人が見たら違和感がある近さ。

それに手繋いでちゃダメでしょ!

そんなことを思っていたら、突然、キィ…と後ろのドアが開いて、中に押された。

ここ…

女子トイレ?!

「…入って」

耳元で小さく促された。

とりあえず隠れるということかな?

そのまま私たちは個室に入った。

神崎さんと個室に二人きり…

ヤバイ。

心臓がドキドキしてきた。

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