アダルトグッズで恋人に苛められてしまった私は…… (ページ 3)
「でも、このまま刺激し続けたらゆみはどうなるんだろうな?」
べったりと濡れた下着の中に手を入れ、かけるは何の迷いもなくゆみの秘部にバイブを挿入した。
無機質な音が途端にくぐもり、彼女の中で振動を続ける。
「…っ……っっ…っぁ……ぁぁっ、ぁっ……っぁ」
言葉にならない吐息がゆみの口から漏れ出し、苦しいほどの刺激に大きく首を横に振った。
持続的に与えられる快感にどうにかなってしまうのではないか。
口内に生じ続ける粘液が気持ち悪く、飲み干してしまいたい。だがそんな余裕はなかった。
唾液をただこぼし続けるしかなく、秘部を刺激するバイブの振動にイジメ抜かれる。
「乳首が物足りなさそうにしてるんじゃないか? ほら、ちゃんと自分の手で刺激してやりなよ」
手のひらにローターを乗せられたゆみは、言われた通りに上着の中に手を入れると己の手で乳首を刺激した。
バイブに比べればローターの振動は微弱だが、人前で自慰を行っているかのような感覚に陥り、感度が2倍にも3倍にも膨れ上がる。
秘部の中を縦横無尽に動き回るバイブによって、ゆみは絶頂へと昇り詰めていく。
一度達している体は全ての刺激、言葉、視線を快楽へと変えてしまう。
「それにしても、ゆみは偉いなぁ。俺の言い付けをちゃんと守ってディルドを咥えたままでさ。でもそろそろディルドをコッチの口で感じたいよな?」
ディルドに手を添えるとかけるは意地悪く微笑んだ。
微かにディルドが押し付けらた口内は息苦しさが生じたが、ゆみは迷うことなく頷く。
「きちんと言い付けを守って、そのうえ素直なゆみのこと、俺は大好きだよ。ゆみが望む通り……突っ込んであげる」
口から引き抜かれたディルドはゆみの唾液で滑りを帯び、透明に輝いているのかピンク色がより際立っていた。
「パンツの意味がないし、脱がしちゃうけどいいよね」
有無を言わさずゆみの体からパンツを脱がしたかけるは、愛液に濡れたそれを見てまた笑みを浮かべていた。
染みが付着し、いやらしい香りがたつパンツを、頬を綻ばせながら眺める彼はどこか満足そうだ。
ゆみは一度引き抜かれてしまったバイブを求め、腰を揺らしてしまう。
その行為を見逃さずにいたかけるは、バイブを再び挿入しながらしかめっ面で溜息をついた。
「はいはい、そうやってすぐに刺激を求めないの。でもそんなに玩具が欲しいなら俺のコレはいらないのかな? ディルド以上にゆみを満たしてあげられると思うんだけど」
「ほ、欲しい……かけるの…大きくなった、ソレ……ちょうだいよぅ」
はしたなく腰を揺らすゆみは何のためらいもなく呟いた。
かけるの下半身へ視線を動かすと、ズボン越しでも充分に見てとれるほど男根は勃起している。
自分の乱れた様子を見ていただけで、恋人が欲情していると考えると秘部はまたじゅくりと濡れだしてしまう。
頭の中は悦楽一色に染まっており、新たな刺激をくれるかけるの男根を貪りたくなるほどだ。
「こんだけ濡れてたら、このままでも突っ込めるでしょ。ほら、ゆみ、そのままスカートをたくし上げてな。すぐによくしてやるから」
音を立ててジッパーを下ろすとかけるの男根が勢いよく顔を出した。
「いくぞ?」
静かに囁かれた言葉に頷き、ゆみは覆いかぶさってきたかけるの体を力強く抱き締めた。
そしてバイブが振動をし続ける秘部に男根が宛がわれた感触に気が付く。
「アアッ……んっ、ぁっ…ハァッ――…ぁっ、あっ」
未だ体内で揺れ動くバイブとともに男根を挿入されると、普段以上に秘部が満たされ、大きく広げられているような感覚だった。
痛みはない。振動を続けるだけの無機質な機械には与えられない温もりが、ゆみの心を満たしていく。
「うっ……やっぱバイブと一緒に突っ込むとキツイな……、振動もダイレクトに伝わってくるし、ヤバ――」
「んっ、ひっ、アアッ…あっ、ぁっ、ゃぁっ、イクっ…イクっ……もっ、イっちゃう!」
ディルドで塞き止められていたはずの嬌声はもう二度と止まらない。
呼吸をするようにゆみは喘ぎ、次第に激しくなっていくかけるの律動に身を委ねた。
「俺も、早いけど……もう、イクわ…!」
スパートをかけるように、男根を激しく打ち付けられるゆみの体に、バイブの振動も継続して襲いかかる。
絶頂へと導かれたゆみは、かけるの一際力強い腰の動きを受け、翼が生えた天使にでもなったかのように昇り詰めた。
瞬く間に男根からどくどくっと熱い液体が注がれ、膣内が満たされていく。
「あっ……ああっ…ああ……」
断続的に息を漏らすゆみの体は弛緩し、かけるにもたれかかる。
互いに静かに呼吸を整える中、未だに彼女の中で振動をし続けるバイブだけが鈍い音を響かせていた。
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