恋人に振られた彼女を慰めていたら、転んだ彼女の脚の間に身体が入り込んで (ページ 2)

「笑えちゃうね、これ。……ごめんね、巻き込んじゃって」

「そ、そんなことない、ですよ、……むしろ俺の方こそ、その、……すみません」

思わず謝罪を口走ったのははっきりと目に見える形でズボンの前が盛り上がっていたからだ。

なにしろ脚に乗った下肢は、はっきりと割れ目がわかるほど押しつけられていて、女性経験のない俺は恥ずかしいことに興奮してしまっていた。

ふと百合さんもそれに気が付いて、ますます顔を赤くしたが、笑みは崩さなかった。

それどころか、指先でジーパンの前をするっと撫で、慌てた俺を見ながら、すっと目を伏せる。

その目もとに乗った色気に俺の背筋がぞわっと震えた。

「……いい?」

囁き、彼女はゆっくりとジーパンの前を広げ始める。

彼女の色気に当てられた俺は期待しながらも見ていることしかできなかった。

やがて黒い下着も軽く押しやられ、出てきた切っ先をちょんと突き、百合さんは艶やかに笑った。

「もう濡れてる」

「――……」

背中がぞくぞくと震える。

彼女はぬめりをすくい取った指先でくびれを撫でながら、今度は俺の脚に下肢を卑猥な動きで擦り付け、私も濡れてるから、と俺の耳元で囁いた。

腹の底が熱くなり、気が付いた時には手を伸ばしていた。

「少し、腰、……上げてください」

切っ先から根元まで柔らかく撫でる手に自然と息が荒くなる。

呼吸を弾ませて囁くと、百合さんは笑って、床に手を突き、四つん這いになりながら腰を少し持ち上げた。

見えていた下着の中へ手をすべりこませながら少ししょっぱい唇を啄めば、彼女は笑って、嬉しい、と口の動きだけで応える。

「ん……、滝本、さん、ぁ、もっと強く、擦って……っ」

「ぁ、……こう、ですか?ぅ、ン……ッ」

初めて触れた女性の秘部はもう濡れて、熱くて柔らかく、ぐちゃぐちゃだった。

聞きかじった知識を頼りに、合間をゆっくりと撫で、探っていくと、不意に指が深くまで沈んだ。

望み通り、熱い肉を拡げるようにして指を出入りさせると、びくっと百合さんの腰が跳ねて揺れる。

はぁ、と漏れた吐息はとても気持ちよさそうだった。

その間も、百合さんの手は俺の性器を撫で、根元をくすぐり、もう一方の手は自分の胸に触れている。

初めて?と聞かれて何度もうなずくと、百合さんはちょっと照れたように笑いながら、もう入れていいよ、と小さな声で促した。

確かに俺のそれは限界で、びくびくと苦しげに震えていた。

ちょっと触れられただけなのにと恥ずかしく思うが、百合さんは気にせず俺の指をきつく締め付け、私もすぐにほしいから、と甘やかな声で囁く。

まったく動けなかったはずなのに、いつの間にか百合さんは俺の腰の上に馬乗りになっていた。

彼女の中をゆるやかに擦りながら、ピンクの下着をどうにかずらして、俺は肩で呼吸しながら彼女を見上げた。

百合さんは、最後にきゅっと俺の指を締め付けて気持ちよさそうに笑い、首を傾げる。

俺は彼女の中から濡れた指をゆっくりと引き抜き、彼女の腰を掴んだ。

俺はズボンの前を、百合さんも下着を下ろしただけで、お互い、ほとんど服を着たままだった。

なぜ店の中でこんなことをしているかのかわからない。

だが名前も知らない彼女が欲しかった――柑橘系の香水がなぜか高揚を煽る。

「ん、ぁ……、とっても、あつ、ぃ……、ん、んぁ……っ」

ぬるぬるに濡れた切っ先が秘部に押しつけられたかと思うと、まるで吸い込まれるようにして彼女の中に入っていた。

熱くぬめった肉に包まれて思わず腰を浮かすと、百合さんは肩を掴んで動かないでと制止し、時折、腰を揺らしながら俺を飲み込んでいく。

「あ、とても、熱くて、ん、すごく、硬い……っ」

「あぁ、……うそ、だろ……、根元まで、入って、……熱くて、気持ち、いい」

柔らかな肉に包まれて全身が一気に熱くなり、俺は思わず大きく首を振った。

「……滝本さん、の、……大きくて、太くて、すごい、……まだ動かないで、ね?」

「ん!」

いきなり百合さんが腰を持ち上げ、俺は感じた冷たい空気に眉尻を下げた。

その顔に笑った彼女は、今度もゆっくりと身体を沈め、かと思えば途中でゆったりと腰を動かし始めた。

切っ先を柔らかな肉にぐちゃぐちゃに揉まれ、俺はあまりの気持ちよさに肩を丸め、首を振った。

息が弾むほどに気持ちがいいけど物足りない。

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