花屋で働く年下の彼がマーガレットの花束に込めた想い (ページ 5)
「ごめんなさい…俺、我慢できないみたいです…」
ワンルームの部屋には当然、ベッドもあるわけで。
カイ君は私を立ち上がらせると、ベッドに押し倒した。
「今日はキスだけって決めてたけど…リコさんがいい匂い過ぎて無理…」
「え…待っ…んんぅ…」
深いキスが私を動けなくする。
舌で舌を撫でられるだけで、内側がきゅんとなった。
「ジャスミンとカモミール」
私の首筋をくんくんと嗅いで、カイ君が微笑む。
「…正解」
「でも、いい匂いなのは、リコさん自身の匂いっぽいな」
カイ君は私のワンピースを奪って、裸の胸に顔を埋めた。
「甘くて、安心するけど、すごく、興奮する匂い」
ちらりと投げられた視線が、息を飲むくらい色っぽい。
「きっと、リコさんが花なんだね」
「あ…ぁ、ん…はぁ…」
乳房からじわりじわりと舌が中心へと近づく。
「早く…もぉ、舐めてよ…」
焦らされるのがもどかしくて、私は恥じらいもなくおねだりをした。
「どこを?」
「先っぽ…」
「先っぽってここ?」
「ひあ…っああ…」
ちゅっと音を立てて吸いついた唇の中で、熱い舌がうごめく。
「俺の手、荒れてるから、いっぱい舐めてあげるね」
カイ君は胸からお腹や太ももへと、キスをしながら降りていった。
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