彼を思いながら自分を慰めている姿を彼に見られて…
キャラクター設定
登場人物をお好きな名前に変更できます。
milkyに掲載の小説は当サイトが契約した作家によるオリジナル作品であり、著作権は当サイトにて保持しています。無断転載、二次利用は固く禁じます。不正な利用が確認された場合、法的措置を取らせていただきます。
彼を思いながら自分を慰めている姿を彼に見られて… (ページ 1)
早苗は、一人きりで食べた夕飯の皿を洗い終えると、はあ…と小さくため息をつき、一人では広すぎるソファーに腰を掛けた。
顔を上げ時計を見ると、まだ夜の7時である。晴樹はどうせ、終電まで帰って来ない。まだ結婚して3ヶ月だというのに・・・。
理由は分かっている。晴樹が勤める会社で製品トラブルがあったのだ。ここ一ヶ月、晴樹は毎日クレーム対応に追われ帰りが遅い。
(私たち、まだ新婚でしょ?もっと・・・)
心の中で早苗はいつもそう思っていたが、やつれ切った顔で帰ってくると、ご飯もろくに食べず眠ってしまう晴樹に、その言葉を告げることはできなかった。
「晴樹・・・淋しい・・・」
口に出すと、余計に淋しさがこみ上げ、どうしようもなく晴樹に甘えたい気分になる。ちょっと怪しげな笑顔、肩幅の広い背中、筋肉質で筋張った長い腕、落ち着いた声。晴樹が恋しい・・・。
「晴樹・・・もう、我慢できないよ」
早苗はソファーの柔らかいクッションを胸に抱えると、そっと自分の秘部に手を伸ばした。目をつぶり、晴樹の骨ばった大きい手を思い出す。晴樹の手が、恥丘の割れ目をなぞるようにショーツの上を優しく行き来しているのを想像する。
「ああっ、晴樹、んんっ」
クリトリスをゆっくりと刺激しながら、今度は晴樹の落ち着いた声を思い出す。
「早苗、かわいいよ」
「早苗、大好きだよ」
「早苗、ただいま」
「はあん、ん!?」
がばっと、起き上がると、そこには早苗をにやにやと見下ろす晴樹が立っていた。
「晴樹、なんで・・・」
「部長が、今日は帰っていいって」
「いつから、いたの?」
「今見たこと、細かく説明してほしいの?」
「うるさい」
顔が熱くなって晴樹に背を向けると、筋肉質で筋張った長い腕が、早苗を優しく包んだ。
「淋しい思いさせて、ごめんね」
「晴樹・・・」
「本人の口から聞くと、心に響くよ。淫らな喘ぎ声付きで」
「離せ、この、馬鹿!」
早苗が晴樹から逃れようともがくと、晴樹は苦しいほど力強く早苗を抱きしめ、それとは対照的な優しさで、早苗の首筋にキスをした。久しぶりの感覚に、早苗は思わず小さく声を漏らし、身をよじらせた。
「そんなに、したかったんだ」
晴樹の優しくて落ち着いた声が心地よく耳元に響く。
「別に、そんなでも、ない」
「ふふっ、それは無理があるよ」
晴樹は意地悪く笑うと、早苗をソファーに押し倒した。唇を優しくついばまれただけで、秘部が熱を帯び始める。
「早苗、そんな顔するんだ」
晴樹は満足げにほほ笑むと、上唇を丁寧に舐めながら、服の中へ手を滑り込ませて、ブラジャーのホックを外した。
「んんんっ」
大きな骨ばった手で、胸を揉みしだかれる快楽に、早苗の身体は震えた。一月ぶりの快楽が全身を駆け巡る。
「ああっ!」
乳首を舌で転がされたとたん、思わず大きな嬌声が漏れる。晴樹の眼はいつもとは違う光を帯びて、笑っていた。
「革のソファーにして良かった」
びしょ濡れの愛液が染みないよ、と耳元で呟くと、晴樹はそのまま舌先で、早苗の耳の縁をなぞった。早苗が声を上げ背中をそらすと、追い打ちをかけるように今度は恥部の溝に指を添わせる。
「ああっ、晴樹、もう、だめえ」
「はいはい、いいよ、そういうの」
「もう、ほんとに、ああっ、いいいっ!」
早苗の身体は小刻みに痙攣し、くたり、と晴樹にもたれかかってしまった。
「どうした、早苗、そんな演技はいらないよ、ほらこれからだ」
無抵抗になった早苗はいとも簡単にショーツをはぎ取られ、されるがままに、晴樹の挿入を許してしまった。
「ああ、もう、イッたの、さっき、イッたってば!」
「オナニーの時の話?」
「ううう!」
恥ずかしさと悔しさで抵抗を試みるが、晴樹から、ピンポイントで蜜壺の奥を突き上げられているため、まるで身体に力が入らない。何度も何度も、執拗に突かれる度に、頭の中が真っ白になっていき、徐々に快楽で彩られていく。
「早苗」
じっと目を見つめられて、強く背中を抱きしめられながら、口づけをされたその時、早苗は全身に電流が走るのを感じ、体中を痙攣させながら、激しく絶頂に達した。
「早苗、大丈夫?」
晴樹はそっと、早苗の髪を撫でた。
「俺も、早苗としたかった」
「晴樹・・・」
「まあ、早苗ほどでは、ないと思うけど」
「うう!」
晴樹の腕を殴るが、上手く力が入らない。
「早苗、まだいける?」
怪しげな瞳で晴樹に見つめられ、早苗は静かにうなずいた。
コメント (0)