密かに想いを寄せていた常連客から予想外のお誘いを受けて!?秘密のドライブデート (ページ 2)
バイトを終え、外に出たマユミは本当に車の中で眠っている男を見て驚いた。
恐る恐る窓をコンコンと叩くと、彼はすぐ目を覚まし、助手席のドアを開けた。
「乗って。」
いいのかな、知らない人だし…高そうな車だし…
一瞬迷ったものの、深夜のバイトの疲れと、彼からふっと香る男らしい汗のにおいに思わずうん、と頷き乗り込んでしまう。
「送ってくよ。遅いし。」
まるでデートの帰りのようなごく自然な言葉に、マユミの緊張も自然とほどけた。
「名前…何て言うの。下の名前。名字は知ってるよ、ずっと可愛い子だなと思って見てたから。」
いつの間に、とマユミは思わず赤くなる。
「マユミ…です。」
「マユミ…名前も可愛いね。」
ふと見ると、彼も少し照れているように見えた。
「ごめん、驚いたよね。警戒されちゃったかもな…って不安だったけど。」
ふとマユミが彼を見た瞬間、彼は車を道の端に停め、マユミを見つめてきた。
と、突然助手席が倒されマユミに彼が覆い被さってきた。
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