マゾじゃないけど、彼になら気絶するまでめちゃくちゃにされてもいいよ (ページ 2)
「前から思ってたけど、すごく感じやすいね……。もしかして小さい頃はくすぐったがりだった?」
聞いておきながら、純也は乳首をキュッとつまんだ。ビリッとした気持ち良さを感じると同時に、ついに膝から力が抜けた。
とっさに彼が支えてくれなければ、フローリングに膝を打ち付けて痛い思いをしていただろう。
「すっかり硬くなって……」
どこか楽し気な純也の声。その間も彼の手は私の胸を好きなように揉みしだいていた。
私はだんだん胸だけでは物足りなくなってきていた。
ふと、肩が寒くなる。ああ、服を脱がされていっているんだ。いつも彼に服を脱がされる。私を裸にしていく時の彼は、いつもとても楽しそうにする。
そっと後ろにいる彼をうかがうと、あらわになった私の背中あたりを熱っぽい目で見つめていた。
「明奈は背中のラインがとてもきれいなんだ。知ってた?」
「知らない……あッ」
つつ、と背骨を指でなぞられ、くすぐったさに背中が反る。
「明奈専用のドレスもいつかデザインしてみたいね……この背中が魅力的に見えるようなものを」
そしてついに、スカートもショーツもはぎ取られ一糸まとわぬ姿にされてしまった。彼は服を着ているのに、自分だけ裸なのがたまらなく心もとなくて、自然と胸を隠すように自身を抱きしめて足も引き寄せた。
けれど、両腕はすぐに純也に開かされてしまう。
丸見えになった胸は見慣れたものなのに、彼に見られていると思うと急に性的な面が強調されたように思えてしまった。さっき触られた時からツンと上を向いたままの乳首から目をそらした。
純也に背を支えられ、そっと押し倒される。フローリングは冷たかったけれど、それ以上に私の身体はほてり始めていた。
これから起こることへの期待感に胸が高鳴る。
私を閉じ込めるように覆いかぶさる純也が、欲を宿した目をして薄く笑って言った。
「そんな顔されたら、いじめたくなっちゃうじゃないか。明奈は少しマゾっ気があるのかな」
「そんなのない……んぅ」
私の抗議はキスによって封じられた。
口内に入り込んできた舌に、私の舌がねっとりと絡め取られる。少し息苦しいのに私を酔わせていく。けれど少しするとやっぱり苦しくなって、反射的に顔を背けようとした。ところが、純也の手に顎をとらえられ、逃げることができない。私は、時々できる隙間から必死に息継ぎをした。
何度か唾液を飲まされてすっかり息があがってしまった頃、ようやく濃密なキスから解放された。頭がぼーっとして身体に力が入らない。
見上げた純也の唇はお互いの唾液でぬらぬらと光っていて、とてもいやらしい。
彼は同じように唾液にぬれているだろう私の唇を、親指でそっとぬぐった。
たったそれだけで、身体の芯の熱があがる。頬が熱い。
きっと赤い顔をしているだろう私に笑いかけ、純也は自分が着ているシャツのボタンを外していった。その様子がとてもエロチックに見えて、思わず目をそらしてしまった。
「私、マゾじゃないけど純也になら……いいよ。きっと、許せる」
純也は驚いたような顔をした。
「そんなこと言って……俺がサドだったらどうするの」
「うん……どうしよう……あっ、そんな、ああッ」
突如、膝裏をつかまれて押し上げられながら大きく開かされる。そしてあらわになった秘部へいきなり挿入された。ほぐされることなく硬い肉棒をねじ込まれたけれど、キスだけですっかり潤っていたのか、あっさりと奥深くまで入れられてしまった。私が目をそらしている間に彼は服をすべて脱いでいたようだ。
「あ、く……ぅ」
押し上げられた脚は肩につくくらいまで折りたたまれた上、純也が体重をかけてきているためやや苦しい。けれど、膣内の圧迫感もすごかった。お互いの性器が隙間なくくっついているのが見なくてもわかる。
ニチャ、ニチッと少し動かれただけで、深くまで侵入している肉棒の先に身体の奥を震わされた。ゾクゾクしたものが背筋を這い上がる。
「はじめのうちはなかなか入らなかったけど、今はしっかりくわえ込むようになったね。根元まで全部入ってる」
ググッと押し込まれ、私の口から甲高くも甘いあえぎ声がこぼれた。
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