片思いのイケメンBAR店員と?!まさかの展開で翻弄されっぱなし (ページ 2)
言われるがままシャワーを浴びて、下着をつけて室内着に着替えると、入れ違いで俊也さんがシャワールームに向かう。
ベッドに一人取り残された私は、処女でもないのに妙に緊張して、ソワソワと周囲を見渡した。
大きなベッドの枕元には照明パネルと電話、二つの避妊具とティッシュが設置してあるごく一般的なラブホテルだった。
「あがりましたよ。」
下着だけを身に着けた彼が、バスタオルを首にかけてベッドに戻ってきた。突然視界に飛び込んできた彼の裸体に、私はとても驚いた。
ハリのある丸い肩、隆起した胸板、六つに割れた腹筋。そして大きく膨らんだ彼の股間。どれもが逞しく、男らしさに満ち溢れていた。
目にした瞬間、私の心臓がひときわ大きく跳ねた。そして強く抱かれたいと思った。
「優希さん…、今、すっごくやらしい顔してますよ…。」
俊也さんはバスタオルをその辺に放り投げ、ベッドに座る私の横に腰かけた。視線が交わった瞬間、顎をとられ口づけられる。
はじめは触れるだけのキス。二回目は、唇の角度を変えるような深いキスだった。
唇を食むようなキスはやがて、舌を絡めあう濃厚なものになった。
熱い吐息とともにそれ以上に熱を持った舌が、口内で動き回る。肉厚なそれはたっぷりと唾液をまとい、私の舌を撫で、歯列を辿って唇を舐めた。
「ん、ふ…っ。…んむ、…っはぁ。」
ぬるぬると送られてくる唾液を頑張って飲み干そうとする。しかし絶え間なく舌で口内を愛撫されているので、それもできなくなってくる。
そのタイミングで、俊也さんの唇が離れた。まだキスの余韻が残ってぼぅっとしている私を、俊也さんは慣れた手つきで押し倒す。
彼の手が私の室内着のボタンをはずしにかかった。
ゆっくりと外され、少しずつ肌があらわになる感覚が、肌に触れる外気をとおして伝わった。見られるという羞恥が、私の熱をあげる。
俊也さんは首筋を吸い上げながら、さらけ出された私の肌を撫でる。
肩や鎖骨、脇腹、太腿。そして手は上に戻り、俊也さんは私の背を少し浮かせるとブラジャーのホックを外した。可もなく不可もない私の胸が揉みしだかれる。
「っ、あ…あ、あぁ…。」
大きな掌で感触を確かめるように動いたかと思うと、かさついた指先が先端の尖りを摘まむ。引っ張ったり押しつぶしたりして、私の反応を見ている。
私は胸の先からじんわりとした快感を拾っていた。お腹の奥がうずいて、息が上がる。
胸への愛撫を口に切り替えた俊也さんの息も少し荒い。乳首に熱い吐息がかかった。
「感じてるね。吸われるのと噛まれるの、どっちが好きです?」
「え、あ…。」
「ねぇ、答えて。」
「っ、あ、噛んでぇ…っ!」
小さく叫ぶように言うと、俊也さんは舌で乳首を掬い、歯を立てた。ツキンとした痛みが体を襲うけれど、決して気持ちが萎えることはない。
むしろ興奮して、思わず膝をすり合わせた。
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