「ちゃんと分かってんの?誰としてんのか」弟の幼馴染に組み敷かれて (ページ 2)

「…ムカつく。いい加減鈍感なお前も。…諦められない俺も。すげーいらつく。」

「何、なんの事?」

「お前のことしか好きじゃねーよ。」

「だから、お前ってっ…はぁ?」

「ずっとお前だけだ。昔から。」

「好き…って、私を?優弥が?」

「他に誰がいんだよ。」

「…困るっすっごい困るっ」

「何が」

「気まずくなるっスイッチはいんないっ淫行っ」

「だからっ、いつの時の話してんだよ。未成年じゃねーし淫行もクソもねぇ。スイッチなんか無理矢理にでも押してやる」

「そんな風に見たことないもんっ」

「じゃ、今から見ればいい。」

顔近いって思った瞬間、唇を塞がれた。

身構えていなかったせいで、息をするタイミングを完全になくしてしまった。

息苦しい中で、優弥の舌が歯列をなぞりこじ開けて、舌を絡ませる。食べるように唇を開かされ、深く舌を絡ませるので、飲み込むことが出来ない唾液が顎をつたって流れ落ちた。

優弥の舌が熱くて、どこまでも私の舌を追いかけてきて、捉えてねじ伏せた。

やばい、気持ちいい。

激しいけど乱暴ではないギリギリの口づけは、私を熱くするのに十分だった。

唇が離れていくのを名残惜しく思う自分に困惑する。

私の薄く開いた唇に、優弥の長く骨ばった指があてられ口内にするりと入った。

2本の指が、私の舌を動かせるように口内でうごめく。

強制的に舌を動かされ、唾液と指が混ざり合う水音が耳に響いた。

「…ムカつく。ここも、俺以外が入ったとか。んな顔見せたとか。すげー…いや」

優弥の指を噛んでしまえば、辞めてくれるかもしれないと思ったけれど、キスも指も全部が気持ち良くて、その先を知りたくて出来なかった。

「…噛まねーの?このままじゃやられるぞ。」

「ふっ…うっ…んんっん」

ああ、もう流されてもいいやって思ってしまった。

だって気持ちよすぎて、優弥とこれ以上続けたらどうなってしまうんだろうって期待に膨らんでしまっている。

口内から抜かれた優弥の指に私の唾液が絡まり滴り落ちた。

それを舐めとる優弥が艶かしくて下半身が熱くきゅっと収縮した。

「…優弥、エロすぎだよ。なんで?そんな感じじゃ無かったよ?」

「どっちが。詩織、今どんな顔してるか自覚ある?エロくて堪んないんだけど。」

「呼び捨て…」

「詩織。」

ズルいよ。そんな優しく名前言うなんてさ。

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