保険医が恋人の体育教師におしおきと称して…ドSな彼の策に嵌められる (ページ 3)

葉山先生はノリノリで、変わりのTシャツを私に被せる。

生徒が着ている学校指定のものだ。

胸の先端が布に擦れて、むずがゆい。

白地だから、ピンとしたら一発でわかっちゃう……。

「恥ずかしい……」

私は思わず胸を両手で隠した。

「はは。かわいいですよみゆき先生。全然生徒に紛れ込めるじゃないですか」

「嬉しくないお世辞をありがとうございます。二十四歳のブルマとか泣けますよ。……だいたい、ウチの学校ハーフパンツなのになんでブルマ……」

「あ、それ僕の私物です」

一瞬、頭がフリーズした。

おそるおそる、Tシャツの名前欄を見る。

胸に大きく『みゆき』と書かれていた。

「いやー!みゆき先生にいつか体操着コスをして欲しくてロッカーに隠し持っていて正解でした!」

「仮にも教師がなんて物を隠しているんですかぁ!もう、今度から葉山先生のロッカーも荷物検査するよう教務主任に訴えてやりますからね!」

「えぇー。それは困りますよぉ」

葉山先生は私を後ろから抱きしめる。

むき出しの太腿をするすると撫で、内腿をぷにぷにと指を埋めながら、徐々に中心へと迫る。

「僕のロッカー、コンビニクジで大枚はたいてやっと当たった限定フィギュアが入っているんです」

「……そうですか」

「でもね、おかしいんですよ。今日の昼休み、フィギュアの一部分が欠けていたんです。――みゆき先生、今日の昼休み、僕に本を貸してほしいって言ってロッカー開けてませんでしたっけ?」

「……えぇっと」

――やばい!ばれてる!

ロッカーを開けた時、美少女フィギュアが嫌な音を立てたこと。

よくよく見れば、ふわっと広がったミニスカートの一部分が欠けていたこと。

「あ、謝ろうと思って」

いました。

という声は、葉山先生の強引なキスで塞がれて

パチン!

「きゃっ!」

「言い訳無用。いけない子には、まずはおしおきです」

むき出しの太腿を音を立てて叩いた葉山先生は、心底楽しそうに私を見下していた。

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