血を啜られながらひたすら揺さぶられて―愛おしさと快楽が弾ける絶頂エッチ (ページ 2)

「別に勝手に入ってくれればいいのに……ギルバートなら、いつでも入ってくれて構わないのよ?」

「そう言うわけにもいかんだろう。こうして伺いを立てるのは、人間の礼儀だと聞いたぞ」

礼儀は守らねばならん、とどこまでも固い考えのギルバートに、恵美はたまらずくすくすと笑いを零した。

今まで何度かこうして会っているが、どうやらギルバートは真面目すぎるきらいがあるらしく、規則を破ることを良しとしないのだ。

おかしそうに笑い続ける恵美に、不服そうに唇を尖らせたギルバートは、そっと恵美の体を引き寄せ抱きしめた。

「それにしても……無防備な格好をして。我でなければどうするつもりだったのだ?」

そっと指でむき出しの首筋をなぞられ、くすぐったさに身をよじるが、力強い腕は恵美を離すどころか、身動きさえ許さない。

「だって、さっきまで寝ていたんだもの」

「それで……道理で、髪が乱れていると思った」

形勢逆転、くすくすと笑いながら髪を撫でつけるギルバートに、恵美は恥ずかしそうに視線を落とした。

「で、我の前にこんな格好で出てきたということは……どういうことか、分かっておるのであろうな?」

突然飛び込んできた妖艶な声に、思わず大げさに体を跳ねさせた恵美は、しかし体に回った腕に阻まれて囁きを甘受した。

「んんんっ……だって、早く出なくちゃって思って……」

「ふふ、相変わらず可愛らしいやつだ……あんまり無防備だと、食べてしまうぞ?」

「も、もぉ……!!意地悪!!」

どうせ食べちゃうくせに!

と膨れる恵美の頬にちゅっと口づけたギルバートは、そのまま唇を恵美のそれに重ねた。

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