幼馴染の修羅場に遭遇して打ち明けられる獣のような独占欲 (ページ1)


「はぁ?!何言ってんの?」
「だから…マリはマサトくんのことが好きなんでしょ」

友達に言われる一言に過剰に反応してしまう。

「好きなんかじゃないよ」
「もういい加減素直になったら?」
「だから…アイツのことなんて好きじゃないって」

私はいつもそう。
マサトのこととなると…。

「俺だってお前のことなんて好きじゃねーよ」

いつの間にかマサトが後ろに立って話に入ってきた。

「盗み聞きすんな」

殴る真似をするように腕を上げる。

「俺はこんな男勝りな女より可愛らしい女の子が好きだ」

「うっさいな」

マサトの言葉が胸に突き刺さる。
確かに、こんな乱暴な私なんかより、女の子らしくて守ってあげたくなるくらいほわぁっとしてる子の方が良いよね…。


私とマサトは家が近くて親同士も仲が良くていつも一緒だった。

だから、マサトの前ではいつもこんな感じで、可愛らしさなんて今更出せる訳ないじゃん…。

むしろ…好きだなんて、言える訳ないよ。

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