中谷あうん作品一覧 - 官能小説 milky

中谷あうん

午前１時。新宿駅の西口前で、一人ぼっちだ。こんな夜中にも関わらず、町はキラキラしていた。肩が、誰かとぶつかった。「あっ、すみません・・・」「うざ」ぶつかったのはギャルだった。若いホスト風の男と寄り添って歩い...

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2015.9.6

中谷あうん

合コン帰りの女には、絶対ルールがある。それは、男を一人捕まえて終電を逃すこと、だ。とはいえ、これはいわゆる「私ルール」である。私、マリ子の絶対ルールだ。今日もそのルールを従順に全うしたわけだけど・・・。今日の...

320

2015.7.10

中谷あうん

ん？・・・これは・・・夢・・・？頭に心地よい温かさを感じる。一人で暮らしている私には、感じるはずのない、人のぬくもりだ。私は目を開けた。体があったかい・・・。「おはよう、葉月」温かい吐息と声が耳にあたる。大...

210

2015.6.5

中谷あうん

私は目を覚ました。夜。そこは、ベンチの上だった。重い頭を起こす。なんでこんなところで眠ってしまったんだっけ。だんだんと、視界がはっきりしてきた。目の前に、一本の桜の樹が、満開に咲き誇っていた。月明かりに照らされ...

120

2015.5.1

中谷あうん

「フフン♪」私は台所でオムライスを作りながら、彼の帰りを待っている。会社員である健人さんと同居を始めてからまもなく1年・・・。実は最近、お互いに仕事が忙しくなって仲は冷め気味。昨日はちょっとケンカしちゃったから仲...

350

2015.4.21

中谷あうん

「ねえ、君を描かせて？」一人で画廊をめぐっていたときに、ふと立ち寄った小さな画廊。そこで出会ったのは、清潔感のある２２歳の青年、桜井さんだった。一人で絵を描きそれを売り、細々と生活しているという。展示されている彼の...

240

2015.3.22

中谷あうんの作品一覧（全6件）