なかなか発展しない関係に痺れを切らした私は相手を押し倒した…はずだった!?
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なかなか発展しない関係に痺れを切らした私は相手を押し倒した…はずだった!? (ページ 1)
「ねぇ、いい加減好きか嫌いかはっきりしてよ!」
私は優斗の上に跨り、涙を流す。
衣類は脱いでおり、勝負下着ともとれる青色のレースの下着が、夜の窓の外からの光に照らされてキラキラと光っていた。
私の身体の下にはおろおろと戸惑っている1つ年下の同僚、優斗がいる。
「有紗さん、ダメですって…」
優斗は私を下ろして拒もうとする。
そんな優斗の態度に、私の目からは大粒の涙がこぼれた。
「私の事好きじゃないの!?」
「それは…」
困った顔をする優斗。
しかしその顔とは裏腹に、優斗の下の部分はびんびんに反応しているのが下着越しにわかった。
「(こんなに反応しているのに、私とはしたくないの…?)」
悔しさやら悲しさやらの感情で、よくわからない気持ちのまま、私は大胆な行動に出てしまう。
「もういいっ…勝手にするから、優斗はそのまま寝ててよ」
私はそう言うと、優斗の大事な部分をサラッと手のひらでさすった。
そのまま服の隙間から手を忍ばせ、直接触れようとした時に「待って!」と優斗の大きな声が部屋に広がる。
その声に(あぁ…やっぱりだめなのか…)と落ち込み、手を引っ込めようとしたら、優斗からベッドに降ろされ、そのままぐっと押し倒された。
「えっ…?」
「本当に俺でいいんですね?」
優斗は私にそう言うと、強引に唇を押し付けてくる…。
*****
優斗は会社でも仲が良い同僚。
1つ年下ではあったが、そんなの関係なく昔からの友人みたいに仲が良かった。
仕事でも分からないことは教え合ったり…よく、一緒に飲みにも行っている。
「俺、付き合ったりするなら有紗さんみたいな人がいいなぁー!」
「えぇ?私??」
「だってこんなに気が合って一緒にいて楽しい女性って有紗さんくらいですよ!同僚や友人にしとくにはもったいない!なんちゃって(笑)」
酔っぱらって発言をする優斗。
優斗のことを異性として意識しだしたのはこの頃からだったと思う。
会社で話しかけられたり、近寄られたりするとドキドキして…でも優斗から私に告白してくれる気配はない。
そこで私は、今回の少し遠出の旅行を計画したのだった。
泊まりでのお出掛けは初めての私たち。
流石に断られるんじゃないか…と不安になったが、優斗は「行く!」と即答してくれた。
近くには大きな遊園地があり、夜にはイルミネーションも綺麗な園内ホテル。
昼間は子どものようにはしゃいで遊び、夜ご飯は豪華なホテルディナーを食べ、お酒を飲み、室内へと戻ってきた。
そして室内でもお酒を飲んで…今に至る。
恋愛的な話になり、また優斗が「やっぱ付き合うなら有紗さんみたいな人」と発言したことから突発的に私の感情を抑えられず、大胆な行動に出てしまった…というわけだ。
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