夢の中で出逢った知らない彼に、大好きを伝えられながら求められた話 (ページ 3)
「ぁ、え?」
気がつくと彼が自分の服を脱ぎ捨てて、私の秘部に自身を擦り付けてきていた。
「もう我慢できない」
彼はそう言うと、ゆっくりと私の中に入ってきた。
「あぁっ…入ってる…」
「やっぱ里穂の中、熱いね」
時折顔をしかめる彼。それも色っぽい。
「全部入ったよ」
「本当?」
「うん、本当」
私の手を取ると、彼は指を絡めてきた。
「動くね」
「ぁ、っ…」
そんなに激しく動かれているわけじゃないのに、気持ちよくて仕方がない。
「ん、ぁ…きもちい…」
「僕も気持ちいいよ」
耳元でそう囁かれてドキドキするけど、でもなんだか安心もした。
「唯人」
「え?」
「僕の名前。今度は忘れないでね」
そう言うと彼は動きを速めてきた。
「あっ、ぁ、唯人さん。んっんっ…」
「里穂。好きだよ。大好き」
「私も、んっ」
「一緒にイこう?」
「うん…」
気持ちのいいところをいっぱい突かれて、私はもう限界だった。
「イく…ぁ…!」
「僕も、っ…」
中に彼のものがドクドクと注ぎ込まれる感覚がした。完全に力が抜けてしまって指一本動かない。
「ごめんね。ちょっと無理させちゃったかな」
「うんん、大丈夫だよ」
「今日はもうお休み。またね」
「うん。またね」
彼にそう告げると、そのまま私は目を閉じた。
*****
「ん~…もうこんな時間」
目が覚めた。なんだか不思議な夢を見た気がするけど思い出せない。ま、いっか。私はそのまま支度をすると家を出た。
「仕事めんどくさいな…」
そんなことを思いながらぼけっとしていると、誰かと肩がぶつかった。
「あっ、すみません」
「いえ。こちらこそ」
ふいにその人と目があって、私は思わずつぶやいていた。
「…唯人、さん?」
その問いかけに一瞬驚いたような表情を見せた彼だったけれど、すぐに笑顔になった。
「やっと会えたね。里穂ちゃん」
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