満員電車の中、「特訓ね」と触れてきた年下男子の巧みな愛撫に逆らえない私。 (ページ 3)
「あん…」
「コラコラ。痴漢の手に感じちゃってどうするの」
からかうような大樹くんの声。
(そんなこと、言ったって…)
初めての男の人からの愛撫に、私は戸惑いを隠せない。
大樹くんの手が、お尻と太ももをていねいに撫で下ろして、するりとスカートの中に潜り込んでくる。今日の私はひざ丈のフレアスカートを履いていて、スカートの裾が大樹くんの手首に絡んで上に持ち上がるのがわかった。
ストッキングを履いた脚とパンティが、電車の中で露わになる。
小さな私の体は大きな大樹くんの体の中にすっぽりとはまっていて、他の人からは見えない。とはいえ、電車の中でスカートの中をむき出しにされる羞恥心に、私は震えた。
「綾音さん、パンストじゃなくてガーター派なんだ。清楚そうな顔して、エッロ」
「違う、暑いと蒸れるから…」
慌てて訳を説明するけれど、たぶん大樹くんにはその場しのぎの言い訳にしか聞こえないだろう。
大樹くんの指先が、ストッキングを辿ってガーダーに触れ、その下のパンティに触れる。レースごしに大樹くんの体温を感じる。
太ももとお尻の境目を触った後に、私の最も敏感な部分に近づいていく。まるで焦らすみたいにゆっくりと動く手に、私はたまらなくなって腰を揺らした。
「ああ…ん」
「ほら、言ってみなよ。『この人、痴漢です!』って」
大樹くんの低い声が、私の耳元をくすぐる。さっき、痴漢に耳元に口を近づけられた時は、嫌で嫌で仕方なかったのに。今は、背中にゾクゾクした甘い痺れが駆け上がった。
私の固く閉じていた脚が、大樹くんの指を迎え入れるように軽く開く。大樹くんはパンティごしにアソコを撫でた後、そのすぐそばにある私のクリトリスを強めに押し潰した。
「あっ…」
それだけの刺激で、脚がガクガクと震える。
「…まいったな。そんなんじゃ、痴漢を捕まえられないどころか、周りのお客さんに痴漢に触られて喜んでる変態だと思われちゃうよ?」
「いや、違う、違う…」
首を振って否定するけれど、私の体は大樹くんの次の愛撫を待ちわびている。
処女なのに、初対面の男の人に触れられて、こんなになっちゃうなんて。恥じらえば恥じらうほど、体の熱は上がってしまう。
「じゃあ、ちょっと声、我慢しよっか」
するりと大樹くんの手が私のスカートの中から逃げていく。
(え…)
思わず大樹くんの顔を見てしまった私の顔は、相当いやらしい顔をしていたと思う。
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