会社で隣の席の男性はドSなクンニ好きの変態だった。舐められる快感に溺れ狂う私 (ページ 2)

 翌日から、隣の席の男性は「祐司さん」に変わった。そして、祐司も「奈央子ちゃん」に変わった。

 ただ少し会話をしただけなのに、二人の関係は明らかに違う。

 社内恋愛をすると、会社に行くのが楽しくなるとはこういうことなのだろうか。奈央子は今まで特に意識をしていなかった服装やメイク、バッグまで気にするようになった。

 祐司を意識しているのは間違いない。何となく朝は別々に出社していたが、帰りは一緒に帰るようになった。今まで隣にいながら、会話をしなかった時間が勿体ないと思うほど、二人は意気投合していた。

 相変わらず会社には二人を気にする人は誰もいない。それは二人にとって都合が良い。

「来週の金曜日、仕事帰りに映画に行かない?」

 祐司に誘われた奈央子は浮足立った。彼とでさえ一年以上は行っていない。

「行きたい!」

「どんなジャンルが好き?」

 そんな風に聞いてくれる祐司が新鮮だ。デート内容をこんな風に話し合うなんて、まるで付き合い始めたばかりのカップルみたいだ。

「ホラーじゃなければ何でもいいですよ」

 奈央子はそう返事をした。

「わかった。じゃあ俺に任せて」

 その言葉が頼もしく、奈央子は年上男性に甘えるのも悪くないなと思っていた。

 金曜日、いつも通り仕事を終えた二人は、そのまま映画館へ直行した。

「今からタメ口にしない?完全にプライベートだしさ」

 祐司がそう提案してきた。

「わかった」

 ポップコーンとコーラを抱えた祐司を見ながら、ふと奈央子は祐司にすっぽり抱きしめられたら幸せだろうなと思った。

 映画が終わったのは午後十時を回っていた。繁華街には酔っ払いも目立つ。

「飲みにでも行く?そうか、どこか別の場所に行く?」

 祐司はさらっと奈央子に聞いたが、選択肢には帰ることが含まれていない。もちろん奈央子には、別の場所という理解はある。

「別の場所ってどこ?」

「奈央子ちゃんを独り占めする場所」

 前髪を掻き上げたあと、祐司が奈央子の手を掴んだ。

「独り占め?」

「うん、ずっとね」

 今すぐ抱きつきたい衝動を抑え、奈央子はこくんと頷いた。

 祐司が握った手を引っ張って、ホテル街へと歩き出した。

 これから二人はセックスをするのだ。奈央子は久しぶりの緊張感を覚えながら、祐司の手をぎゅと握り返した。

*****

 部屋に入り二人きりになると、祐司は完全に年上の男に変わった。

「こっち来て」

 奈央子は素直に祐司に近づく。祐司がぐっと奈央子を抱き寄せる。

、奈央子の髪と背中を撫でながら祐司は何も言葉を発しない。

「緊張してる?」

「うん」

 余裕のない奈央子はそう答えるのが精一杯だ。体が熱くなり、耳まで真っ赤になっているのがわかる。

「キスしようか」

 奈央子の頬を両手で押さえると、祐司が顔を近づけた。奈央子は目を閉じた。

 軽く触れた唇が、二度、三度と押し付けられる。少し開いた唇の隙間から舌が入り込む。祐司は奈央子の舌先にちょっかいを出していた。

 奈央子の体から甘い香りが漂い始める。

「脱いで、全部」

「いやだ、全部なんて」

「脱がせてほしいの?」

「そうじゃないけど…」

「じゃあ早く」

「きゃっ」

 祐司が軽く奈央子を押してベッドに倒した。そして、何かのスイッチが入ったかのように荒々しく奈央子のシャツのボダンを外すと、一気にパンティーだけの恥ずかしい姿にしてしまった。

「あぁっ…」

 奈央子が耐えかねたように手で体を隠そうとする。

「綺麗なおっぱい隠してたんだ」

 重量感のあるDカップの乳房が祐司の手で揉みしごかれる。少しだけ起き上がった先端にぱくっと吸い付き、舌先と指先でコリコリと尖らせる。

「あぁん」

 祐司がじゅるじゅると吸い付くいやらしい音が響き渡るほど、奈央子の体からは力が抜け落ち、すっかり祐司に身を委ねていた。

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