前戯されるより本番派なのに、舌と指だけでイかされてからやっと奥にもらえました
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前戯されるより本番派なのに、舌と指だけでイかされてからやっと奥にもらえました (ページ 1)
「先にお伝えしておくと、私、前戯はいらないです」
稔さんはふっと笑った。
「なるほど。それで?」
「そのかわり、したいだけ、フェラさせてください」
「ふふふ。はい、わかりました」
ビジホのベッドに並んで腰掛けて、滑稽なやりとりなのはわかっている。でも…せっかくだから思う存分…。
そう、私はフェラが大好き。一方、前戯で感じられない。時間をかけてくれる男性と付き合ったこともあるけれど、指でされて気持ちいいと思ったことがない。舐めてくれる人もいた。でもそれも、気を遣って思う存分に気持ちよくはなれなかった。
それよりフェラさせてもらい、目の前でそれを硬く大きく育てながら、入れてもらう快感を想像する方がよっぽど濡れた。そして何より、中に入れてもらうのがいちばん好き。
私は彼のネクタイをはずし、シャツのボタンに手をかける。稔さんは袖のボタンと腕時計を自分ではずすと、「啓奈さんも脱いでくださいね」と言った。
「…はい」
言われた通り、シンプルなワンピースを脱ぎ、下着も外して全裸になる。
それから、ベッドに腰掛けた稔さんの前にひざまずきベルトをはずし、ジッパーを下ろして下着をずらす。やさしく手を差し込み、少し元気になり始めているそれを外側にとり出すと、先端をそっと、唾を溜めた口に含んで軽く吸った。
上目遣いで稔さんを見る。稔さんは優しく微笑んで、私の髪をかきあげ、頬にあたたかい手のひらを当ててくれた。
「上手ですね…」
嬉しくなって、舌を使って先端を刺激する。右手で竿をしごきながら、左手で袋のほうを包むようにやさしくなで、揉む。歯が当たらないように気をつけながら、カリに唇を押し当て上下に動かす。
「うっ、あぁ…」
稔さんの感じている声に、私の中心がジュンっと熱くなる。
稔さんはカリへの刺激がいいみたい。舌で裏がわのスジをなぞり、そのまま上から全体を口に含んで、もう一度カリを唇と舌で繰り返し刺激する。
「あぁ、それはヤバい。気持ちいいです…」
稔さんのものが、口の中でだんだん固く、大きくなる。先端から、少しいがらっぽい味が染み出してくる。それを全体に塗り広げるように舌で舐めると、たまらなくなってディープスロートにうつり、口蓋と喉を使って先端をこすりあげ、竿をヌルヌルにして手でしごくき、合間に先端をクルクルと舐める。
「うぅ、あぁ…ヤバい…」
稔さんの声に煽られる。あぁ、早くこれを、突っ込んで欲しい……私は自分の中が急速に湿っていくのを感じた。
*****
友人つながりで、何度か飲みに行ったことのある稔さんから、突然連絡があったのは一週間ほど前だ。
「たまにはサシで行きませんか?」
こっそり狙っていた稔さんからのお誘いに、私は小躍りした。稔さんは一回り年上で、何度か会っているのにいつも敬語。でもそれは、たぶん、私のこと尊重してくれているからで、全然いやな感じがしない。サシってことは…その後も誘ってくれるのかな…。
「いいですね、ぜひ」
返信しながら、稔さんの話し方のクセや照れ笑いの表情を思い出して、ぽっと胸が温かくなった。
*****
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