ずっと片思いしていた人は彼の友達。彼の家で襲われて背徳エッチに喘いだその後は… (ページ 2)
最近の彼は、少しでも逆らうと機嫌が悪くなるので、やっぱり彼とつき合わずに、片思いしてたほうがよかったかな、などと思ってしまうことがよくある。
「俺にも何か手伝わせて」
旬くんは優しいなあ。
ちなみに彼が料理を手伝ってくれることはほとんどない。
「じゃあ、旬くんにはサラダをお願いしていいかな?」
冷蔵庫からサラダの材料を出し、流し上の棚にしまってある大きめのボウルを背伸びして取ろうとした。
「俺が取ってあげるよ」
旬くんが私のすぐ後ろから、ボウルに手を伸ばす。
ちょ…近いんだけど。
「彩夏ちゃん、いい匂いする」
ボウルが調理台に置かれると同時に、旬くんに後ろから抱き締められた。
「やだなあ旬くん、もう酔ってる?」
旬くんは、彼の友達だし、ことを荒立ててはいけないと思い、抱きしめられたまま、腕を振りほどかずに言った。
「彩夏ちゃんのこと、ずっといいなって思ってたんだ。ね、あいつには黙ってればバレないから」
耳元でそう囁かれ、熱い息に耳を擽られる。
「やめてってば……」
口から出た言葉は、しなを作ったように鼻にかかっている。
ずっと前っていつなんだろう。もっと早く言ってくれれば、彼ではなく旬くんとつき合ってたのに。
旬くんは抱きしめる腕を少しだけ緩め、私の正面に回り込むと、私のほっぺたを両手で挟んだ。
逃げようと思ったけど、顔を動かすことすらできず、そっと触れるだけのキスを何度も受けた。
再びぎゅっと抱き締められ、唇を啄むように甘噛みされ、舌先が遠慮がちに侵入してくる。
頭の中が甘く痺れてきて、口を開け、旬くんの舌を迎え入れた。
舌はずぶずぶと入ってきて、隈なく口内を探り、私の舌にねっとりと絡みついてくる。
身体の奥がきゅんと蠢いて、思わず腰をピクリと震わせてしまい、お腹のあたりに旬くんの硬くなったものが当たっていることに気づく。
旬くんの手が私の背中をさまよったかと思うと、トップスの裾から侵入してきて、ブラのホックを外した。
やだ、ちょっと待ってよ。
キスぐらいなら、なかったことにもできるけど、旬くんは一体どういうつもりなんだろう。
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