ずっと片思いしていた人は彼の友達。彼の家で襲われて背徳エッチに喘いだその後は…
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ずっと片思いしていた人は彼の友達。彼の家で襲われて背徳エッチに喘いだその後は… (ページ 1)
「わ、旬くんこんなに早くどうしたの?」
「あ、休講になっちゃったからさ。まだ準備できてなかったらごめん」
今日は彼の家で飲み会をするというので、早めに行って掃除と洗濯をして、そろそろ料理に取り掛かろうとしていたところだった。
「ごめんね。散らかってて」
「いや、普段に比べたらすごい綺麗。ていうか、なんで彩夏ちゃんが謝るんだよ。ね、今日は何作るの?」
「手羽餃子」
「こないだのあれ、超旨かった。楽しみだな」
彼に料理を褒められたことはないので、ちょっと嬉しくなる。
でも、旬くんと彼の家でふたりきりなんて、後で彼に何か言われそうで、ため息が出る。
彼と旬くんと私は、同じ大学のサークル仲間だ。
私は旬くんに片思いをしていて、どうにかして旬くんと仲良くなりたいと思って旬くんの親友である彼に近づき親しくなったら、彼にぐいぐい押され、つき合うことになった。
最初は信じられないくらいにお姫様扱いされて、舞い上がっていた。
でも、ひとり暮らしの彼の家で喜々として家事をやっているうちに、はっと気がついたらそれが当たり前になっていた。
彼は、外面ばかりがよく、しょっちゅうサークル仲間を呼んで飲み会をするので、料理はすべて私ひとりで作っている。
その上屈折しているというのか、親友の旬くんがイケメンで誰にでも好かれるのに嫉妬して、旬くんの悪口を聞かされるようになった。
私が旬くんに片思いしていたことは、さすがにバレていないとは思うけど、ちょっとでも旬くんと仲良くしていると、やっぱりイケメンの旬のほうがいいんだろ、みたいなことを言われ、げんなりしてしまう。
「旬くんはゆっくりしてて。すぐに彼も帰ってくると思うから」
「先に始めてようよ。飲み物買ってきたから」
旬くんが2本の缶チューハイをプシュッと開けた。
「カンパ~イ!」
ふう。もう3時とはいえ、昼間っから飲むと酔いが回る。
手羽餃子に入れるニラを刻みながら、手羽の骨抜きやんなきゃとか、サラダの準備もと、まだかなり時間があるのに考えただけであたふたしてしまう。
「いいなあ、俺も彩夏ちゃんみたいな彼女が欲しいなあ」
旬くんの視線が身体にフィットしたクロップド丈のトップスの胸のあたりをさまよい、それからショートパンツの太腿に降りてくる。
胸がどきんと鳴って、でも私には彼氏がいるし、今更そんなこと言われても遅いのに。
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