好き過ぎる彼に抱かれて超絶幸せな彼女と、彼女をイかせて優越感に浸る彼のラブラブH (ページ 4)

「ちょっと触るだけだから、許して」

思い詰めたその表情をやわらげたくて、「外歩こう」と誘ってみた。

でも、歩いても歩いても、紀穂は肝心なことは言おうとしない。とうとう俺から切り出した。

「で。紀穂、俺に付き合ってほしいとか、言わないの?」

「…え?」

紀穂は立ち止まって、じっと俺の顔を見る。それから、黙ってコツンと俺の胸に額をあててきた。手を握るでもなく、腕を回すでもない、気弱な仕草。

「…だって勇人、彼女、いるでしょ…」

説明するのももどかしくて、ちょっと強引に顔を上げさせて唇を奪う。

「とっくに別れたよ」

あっけにとられた表情が、おもしろくて、かわいくて。もう一度キスして舌を差し込んだら、応えようとしてくる紀穂の身体が、フルフルした。

「…勇人」

「何」

「…あの…力が、抜けちゃって」

膝が震えて危なっかしい足取りの紀穂を、腰に手を回して支えながら、そのままホテルに連れ込んだ。

その頃には確信していた。そうだ、俺も、ずっと紀穂が好きだったんだ。

*****

「…夢見てるのかな…私…」

紀穂がうわごとみたいに言う。イかされた後も俺を深く咥え込んだまま、全裸でベッドに横たわり、乳首を赤く勃起させ、股間にびっしょり汗をかいて、腰をくねらせながら。

くちゅ。 くちゅ。 ぷちゅ。 くちゅ…

やさしくピストンを繰り返すたびに、音がする。

「…夢で、俺に何されてるの?」

「…気持ち、いいこと…あ、あぁ…」

くちゅ。 ぷちゅ。 くちゅ。 くちゅ…

とろけた紀穂の中を堪能しつつ、つんつんに立った2つの乳首をゆるゆる刺激し続けてやる。

「あぁ…勇人…、いいの、気持ち、いいの…」

紀穂は目を閉じて、眉間に皺を寄せた。

「俺も。めっちゃいい…。紀穂の中、とろっとろで俺のに吸いついてくる」

「…やだ…、勇人だからだよ…」

「紀穂、どのへんが好き?」

「…えっち」

「…いいから。正直に」

「全部…」

「だから。正直に言えって」

俺は、ギリギリまで抜いて深く突き刺す反復運動を、同じリズムで繰り返す。

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