出張先のホテルで上司と同室に…シャワー上がりの上司はかっこよくてドキドキしてしまい… (ページ 4)

「イキそうならイッていいから」
「っんん…やだぁ…」
「じゃあ無理矢理」

耳元で桜田さんがいたずらっぽく囁くと、私は身体を跳ねさせ突然頭が真っ白になる快楽に襲われた。
何が起きているかわからないままさらに子宮を突き上げられる。
中で一番弱い所と、クリトリスを同時に刺激され私は呆気なくイッたのだ。

「好きなだけ気持ちよくなっていいからな」
「ひっ…あ…あぁ…くぅッ…」

一度イってしまった身体は快楽を与えられるとすぐに達してしまうようになる。
桜田さんが子宮を突き上げる度、あげくには桜田さんの手が頬を撫でるだけで私は絶頂に達する。

「いぐ、もうずっとイっでるからぁッ…」
「うんうん、偉いな」

涙を流しても、鼻水を垂らしても、イき潮を拭いても桜田さんは私の身体を刺激し続ける。
意識を飛ばそうとしても、ありとあらゆる快楽で現実に引き戻される。

「稲葉、俺も出す…」

責め続けられて下に降りきった子宮は、桜田さんのモノを逃さすずっと吸い付き離さない。
それをさらにごりごりと腰を押し当てられ更に密着させられる。

そして、クリトリスをすられ私が今日何度目か分からないイき潮を拭いた時。
私の中に熱い物が広がった。

「あー…お疲れ、って…やりすぎたな」

私は桜田さんが射精した所で、今度こそ本当に意識を飛ばした。

*****

「腰、痛い…え、嘘…」

次の日の朝。私は腰にも足にも全く力が入らなくて、ベッドから立ち上がろうとしてそのまま崩れ落ちた。

「おー、派手に転んだな」

ユニットバスの扉が開いて、既に朝の支度を済ませた桜田さんがこっちを覗いた。
生まれたての子鹿の様な私と違って彼は心なしかつやつやしているように見える。

「昨日はやりすぎたな、すまん。今日は俺一人で行くから稲葉は休んでてくれ。俺が上手く言っとく」
「そんな…」

仕事に付いていきたいのはやまやまだが、こんな調子じゃ何の役にも立たないだろう。
私が肩を落とすと、尻もちのついたままに桜田さんが手を差し伸べてくれてベッドに座り直した。

「…俺、今日の夜はホテル変えようと思うんだけど。稲葉もそのほうがいいだろ」

朝食と昼飯はルームサービスを呼べ、と言って数枚のお札を机に置いた。
出張が終わるまで後数日。桜田さんとはもう一緒に寝れない。

「あ、あの!」
「何だ?」
「私、同じ部屋でも大丈夫ですけど…」

驚いた顔をした桜田さんは、すぐに薄く笑みを浮かべ私の頭を撫でた。
私は昨日桜田さんから教えられた快楽から逃げられそうにない。 
頭を撫でられながら、私の足の間がぬるりと滑るのを感じた。

-FIN-

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